目白の炎上

『日刊スポーツ』の記事;


田中真紀子元外相夫妻も居住 角栄元首相邸の敷地内で火災 東京・目白台の「目白御殿」
1/8(月) 16:41配信



日刊スポーツ

 東京消防庁によると、8日午後3時20分すぎ、東京都文京区目白台で火災が発生し、延焼している。

 同庁発表の情報によると、火災が起きているのは田中角栄元首相の邸宅と同じ住所。火元は邸宅の敷地内とみられ、同庁によると、2階建ての住宅など延べ約800平方メートルが焼け、消火作業が続いている。

 同邸の敷地内には、角栄氏の長女、田中真紀子元外相(79)*1と夫の直紀氏(83)夫妻も居住していた。けが人や逃げ遅れた人は確認されていないという。

 火災発生から3時間近くが経過しても、現場一帯には焦げ臭いにおいが漂い、近所の住民らが不安そうに消火活動の様子を見つめていた。

 田中邸がある前の通りには消防車など20台以上が集まり、消火活動に当たっている。周辺一帯では交通規制も行われている。

 現場はJR目白駅から約1・5キロほどの場所で、隣には目白台運動公園がある緑豊かな地域。周辺には日本女子大のキャンパスもある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/729e975e9ee6a5422cfccbeb04621e42547a1b31

これはかなり初期の報道。
翌日の『毎日新聞』;

田中角栄邸火災、線香で失火の可能性 警視庁・消防が実況見分
1/9(火) 18:11配信


毎日新聞

 東京都文京区目白台1の田中角栄元首相(故人)の旧邸宅敷地内の建物で8日午後あった火災は線香の火による失火の可能性が高いことが、捜査関係者への取材で判明した。警視庁大塚署と東京消防庁は9日、旧邸を実況見分した。

 火事は8日午後3時20分ごろ発生。敷地内にある建物2棟計約800平方メートルや建物南側の雑木林約10平方メートルを焼き、午後9時20分ごろ鎮火した。

 捜査関係者によると、火元は母屋の仏壇付近とみられる。角栄氏の長女で元外相の真紀子さんは「母屋で線香を上げた後に、ガラスが割れる音がして火事に気づいた」と警視庁に説明しているという。【岩崎歩】
https://news.yahoo.co.jp/articles/e1a5715b8492f8419349f31cbafd27d23611c04b

また、『日刊スポーツ』の別の記事によると、

火災現場となった田中角栄邸は、角栄氏の存命中、「目白御殿」と呼ばれ、昭和の日本政治史の重要な舞台となってきた。有力政治家をはじめ、多くの人々が訪れる「角栄詣で」の舞台にもなり、角栄氏が敷地内の池のコイにえさをまく姿もおなじみだった。

 角栄氏の邸宅の敷地はかつて、総面積8230平方メートルに及んだとされる。1993年12月に角栄氏が亡くなった後、この広大な敷地の一部について、長女の田中真紀子衆院議員ら田中家側が相続税の現金での全額納付をあきらめ、4割弱に当たる約3000平方メートルについて、「物納」した。敷地の一部は、隣接する日本女子大が購入している。(「「角栄詣で」舞台・田中角栄邸の敷地内火災 角栄氏死後、敷地の一部は隣接する日本女子大が購入」https://news.yahoo.co.jp/articles/a5926b1d10f05b95f6b4035b1b1a4dcfd4a46c73

文京区内の大学に通っていたものの、学習院日本女子大学にもあまり縁がなかったので、「目白御殿」は勿論のこと、山手線の目白駅周辺は殆ど土地勘がないのだった。
ところで、この火事を巡っては、早速陰謀理論が流通している。