本を買った。
柄谷行人ほか『柄谷行人『力と交換様式』を読む』文春新書、2023堤未果『100分de名著 ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』 「惨事」を狙うのは誰か』NHK出版、2023"「その意見って、客観的なものですか」。数値化が当たり前になった今、こうした考え方が世にはびこっている。その原因を探り、失われたものを明らかにする":村上靖彦『客観性の落とし穴』https://t.co/MpXsufik1l
— 悪漢と密偵 (@BaddieBeagle) 2023年4月26日
拙著『客観性の落とし穴』の書影が出ました。6月8日に出版です。
— 村上靖彦 (@yasuhikomurakam) 2023年5月27日
客観性と数値への過度な信仰が息苦しさを産んでいるこの世界で、少し見方を変えようよという本です。
そもそも客観性も数値による妥当性も、たかだか200年ほど前から拡がった歴史的な産物にすぎないので。https://t.co/SWjkyaymVR
『客観性の落とし穴』本日刊行。
— 村上靖彦 (@yasuhikomurakam) 2023年6月7日
客観性と数値による評価は19世紀に生まれたのに、いつのまにか恒久の真理であるかのようになりました。社会や心まで客観化され個別の経験の意味が見失われ、数値化は功利主義、競争主義、排除、自己責任論さらには優生思想といったものと結びつきます。これが本書前半 pic.twitter.com/IksYrUlaKD
本書後半は「では個別の経験の意味を捉えるためにはどうしたらよいのか」を考えます。語りの精緻な分析が、一人ひとりの経験の生き生きとしたリアリティとスタイルを捕まえることを示します。これが現象学。さらに個別の経験を軸として社会を考えると、どのように風景が変わるのかを議論して終わります
— 村上靖彦 (@yasuhikomurakam) 2023年6月7日
『客観性の落とし穴』はエビデンスを否定したいわけではなく、俯瞰的客観的な知と、個別の経験の意味の理解は補い合う。しかし客観だけでは真理の片方だけなのです。
— 村上靖彦 (@yasuhikomurakam) 2023年6月7日
統計(数値)を使って経験を扱う良質の研究は、実は個別の人間の経験に対する理解や想像力に支えられているのだと思います。
本日、文春新書さんより柄谷行人『『力と交換様式』を読む』発売です。『トランスクリティーク』『世界史の構造』、そして『力と交換様式』を貫く「交換様式」の思考の源泉に迫る一冊。
— 岩波書店 (@Iwanamishoten) 2023年5月18日
ぜひ『力と交換様式』とご一緒にお手に取っていただければ幸いです。☞ https://t.co/ckHaluVDEE https://t.co/d9HkRawMTN pic.twitter.com/2jWR8de3ln