承前*1

東京オリンピック・ユニフォーム汚職事件で、収賄側として逮捕された高橋治之。此奴の実弟も(悪しき意味での)有名人だった! 世間通の方々にとっては、多分、こんなことは周知の事実であるのかもしれないのだけど。


フライデー「ついに逮捕!受託収賄容疑の元五輪理事・高橋治之の傲慢な足跡」https://news.yahoo.co.jp/articles/4f870197c2b193f26a6713f99fb94e5f2fd1b409


曰く、


そして忘れてはならない人物がもう一人いる。実弟の高橋治則氏*2である。「バブルの帝王」といわれ、プライベートジェット機で飛び回り、世界のリゾート地を買い漁り、総資産1兆円以上の企業グループのトップまで上り詰めた。

日本銀行は一万円札までしか刷れないが、私は一億円札を刷れる≫「〈真説〉バブル 宴はまだ、終わっていない」(日経BP社)より」

政界、経済界に食い込むために兄・治之氏の人脈が支えの一つになったといわれる。しかし、栄華は続かず、バブル崩壊イ・アイ・イインターナショナルなどの持ち株会社が次々と破綻。メインバンクの日本長期信用銀行を経営難に追い込み、東京協和信用組合が破綻、1995年6月に背任容疑で東京地検特捜部に逮捕された。

裁判では一貫して無罪を主張したが、一、二審とも実刑判決、最高裁の判断が出る前の2005年7月、この世を去った。死因はくも膜下出血だったとされている。


有森隆「東京五輪利権疑惑の電通元専務・高橋治之氏の実弟は「長銀を潰した男」」https://news.yahoo.co.jp/articles/6c3ee02e80025f1407adeade78bafc401d96e928


曰く、


高橋治之氏は「スポーツビジネスのドン」と呼ばれる実力者。1歳違いの実弟、故・高橋治則氏はバブルの寵児だった。“環太平洋のリゾート王”の異名をとり、「長銀日本長期信用銀行)を潰した男」として金融史上に名をとどめる。

 バブルの時代に、タカハシ神話が生まれた。高橋家の先祖は長崎県平戸松浦藩松浦家分家の家老で、母方は浜口雄幸元首相の家系につながるというものだった。この神話を打ち砕いたのが「真説バブル」(日経BP社刊)。平戸島で取材した結果、高橋家は松浦藩藩士だったが、家老というのは眉唾だった。母方がライオン宰相*3の遠縁にあたるのは事実である。

 高橋治則氏は終戦直後の1945年10月、父親・義治氏の実家がある疎開先の長崎県平戸市で生まれた。義治氏は戦前、満鉄の持ち株会社、東満州産業秘書課に入り、終戦を迎えた。商才があった義治氏は戦後のモノ不足の時代に輸入物資を売りさばいて財を成した。その後、日本教育テレビ(現・テレビ朝日)の設立に関わり、取締役に就任した。

この記事によると、あの千昌夫*4は高橋(弟)の弟分だったという。