「条理」から外れて

「発酵デザイナー」の小倉ヒラクという方のツィート;


「ピュシス」と「ロゴス」の二項対立を立てる論法というのがある*1。この論法の問題点のひとつは、「ロゴス」を剥がすとそこには無垢な「ピュシス」が存在するという誤解を与えかねないということだろう。勿論、「ロゴス」をちょっと外れるとそこに待っているのは論理も秩序もへったくりもないカオス(混沌)だけだという誤解もある。そこからは、イージーな、カオス以上に怪しいトンデモ「ロゴス」が欲望されるということになる。
「不条理」という言葉は味わい深い。まあ、それよりも味わい深いのは、その意味合いをひとつの漢字に濃縮したという言い方だろう。区画整理をして、まさに「条理」をつくろうとして、余ってしまった土地。要するに、「ロゴス」は全世界を覆うことができないということ。また、「不条理」やは「条理」に先立ってあるのではなく、「条理」の出現と同時的に、或いは僅かに後れて出現するということになる。