このところ音楽、とくにロック関係者の訃報が相次いでいるのだった。
そして、日本在住の中国(上海)人シンガー・ソングライター、巫慧敏(AMIN)*1が亡くなったという報せ。それも48歳で!
東方網のツィート;
【上海出身の在日歌手 #巫慧敏(#amin)さんが48歳で逝去】上海出身の在日歌手巫慧敏(amin)さんが7月29日に逝去した。48歳だった。アナウンサーの林海氏や音楽評論家の孫孟晋氏などがこの情報を確認した。 pic.twitter.com/zwM6Hmgjj2
— 東方網 (@jpeastday) 2021年7月30日
amin(アミン)こと巫慧敏は1973年1月15日に上海に生まれた。子供時代に上海テレビ局 SMG(上海メディアグループ)に所属する合唱団「小荧星」に参加して、1984年には他の4人の女の子と一緒に、上海青少年歌う大会の5つの優勝を獲得した。 pic.twitter.com/NZdtUMhssC
— 東方網 (@jpeastday) 2021年7月30日
1992年に巫慧敏は日本に赴いて日本でデビューする初の中国本土の歌手となった。2003年にサントリーウーロン茶のCMソングを歌って一躍有名となり、2005年の愛・地球博を機に #松任谷由実 が結成したYUMING with Friends Of Love The Earthにディック・リーらと参加、
— 東方網 (@jpeastday) 2021年7月30日
2005年の #NHK紅白歌合戦 に中国本土出身の歌手として初出場した。
— 東方網 (@jpeastday) 2021年7月30日
また、栖来ひかりさん*2;
関谷元子さんのFBで、上海出身のシンガーamin(巫慧敏)さんの訃報を知り驚いています。。
— 栖来ひかり@『時をかける台湾Y字路』発売中!!! (@rorarininyo) 2021年7月30日
何年か前、当時『な~るほど・ザ・台湾』編集長をなさっていた二瓶里美さんのお誘いで、三人で「東雅小廚」で食事をしたのがついこのあいだのよう。
とても品の良い素敵な方で、福岡にお住まいだし、
またきっとお目に掛かれると思っていたのに、、、
— 栖来ひかり@『時をかける台湾Y字路』発売中!!! (@rorarininyo) 2021年7月30日
戦前の上海の音楽シーンなど文化的にも日本と繋がりの深かった話など、楽しくお話しくださった様子が思い出されます
あまりに突然のことで、本当に驚いています。
心よりお悔み申し上げます。
aminさん、一路好走。
彼女の歌を最初に聴いたのはファンキー末吉*3の最初のリーダー・アルバム『亜州鼓魂』だったと思う。また、AMINの人となりは彼の著書『大陸ロック漂流記』にも詳しい。なお、彼女のアルバム『My Life, My Songs』はフォークのアルバムとして素晴らしい。日本的文脈におけるフォークのみならず、中国語圏(台湾)のフォークソング(民謡)運動の伝統も踏まえたもの。
*1:http://www.amin-wu.com/ http://amin.eplus2.jp/ https://twitter.com/amin_wu https://ameblo.jp/amin-wu See eg. https://ja.wikipedia.org/wiki/Amin
*2:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/03/18/101219
*3:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20060724/1153738652 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20061110/1163159416 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20070529/1180378574