麿と唐

承前*1

麿赤兒*2のトリビュート。
『デイリースポーツ』曰く、


李麗仙さん死去「状況劇場」同僚・麿赤兒が悼む「お姉さんであり、たくましい女優」
6/26(土) 5:59配信


デイリースポーツ
 
 アングラ演劇で活躍し、TBS系ドラマ「3年B組金八先生」などに出演した女優の李麗仙(り・れいせん、本名大鶴初子=おおつる・はつこ)さんが肺炎のため、22日午前に東京都内の病院で亡くなったことが25日、分かった。79歳。東京都出身。俳優の麿赤兒(78)は、唐十郎さん主宰「状況劇場」でアングラ演劇ブームをともにけん引した李麗仙さんの訃報に際し、デイリースポーツの取材に応じた。


 お亡くなりになったと聞いて、びっくりしています。李さんとは本当にたくさんの思い出があります。

 20代初めに唐と出会って劇団に入って。当時、唐と李さんが西荻窪の四畳半の部屋に住んでましてね。僕は宿無しだったもので居候させてもらってました。李さんがいつもメシを作ってくれてね。唐はミカン箱に向かって一生懸命台本を書いていたなぁ。

 李さんは僕よりひとつ上で、お姉さんみたいな感じ。よく僕が新宿で酒を飲みすぎてケンカして帰ってくると怒られてね。「役者が顔に傷付けてどうすんの!バカ者!」って。

 女優としても非常に迫力があった。唐と一緒に劇団をやっていくことに誇りを持っていて、まだ貧乏で海の物とも山の物とも分からない劇団を何とか引っ張っていこうっていう、たくましさがあったね。それが芝居ににじみ出ていた。

 青春時代を一緒に過ごした李さん。いろんな思い出があふれてきて、寂しいね。ご冥福をお祈りいたします。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7e91e424b8b978abfa0e840bc2ba81ddda02cea

また、『日刊スポーツ』;

劇作家唐十郎、元妻李麗仙さん訃報に絶句 憔悴した様子に声かけられず
6/26(土) 9:00配信


日刊スポーツ

女優李麗仙(り・れいせん)さん(本名大鶴初子=おおつる・はつこ)が、6月22日に肺炎のため都内の病院で亡くなっていたことが25日、分かった。79歳。東京生まれ。葬儀・告別式は家族、近親者で行う。元夫は劇作家の唐十郎(81)、俳優大鶴義丹(53)は実の息子。

唐十郎は元妻李さんの訃報に絶句したという。関係者によると、亡くなった翌日23日に息子の大鶴義丹から連絡が入り、遺体が戻った李さんの自宅に駆けつけた。大鶴との2世帯住宅で、唐が12年に脳挫傷で大けがを負った時に李さんが病室で見舞って以来、9年ぶりに対面した。唐は2時間ほどで自宅を後にしたが、1988年に離婚するまで、唐の作・演出、李さん主演の二人三脚で「状況劇場」を育て上げただけに、憔悴(しょうすい)した様子で、関係者も対面後の唐に声をかけられなかったという。今週末の葬儀は欠席する予定という。
https://news.yahoo.co.jp/articles/eec05d85eea6ccd7044c8f033cab6e9a55906b13


李麗仙さん告別式に40人参列、大鶴義丹が母への思い語る マルシアも参列
6/26(土) 19:10配信


日刊スポーツ

22日に肺炎で亡くなった女優李麗仙さん(享年79)の葬儀・告別式が26日、都内の斎場でしめやかに営まれた。喪主で息子の俳優大鶴義丹(53)の元妻マルシアや近親者など約40人が参列し、故人と最後の別れを惜しんだ。

関係者によると、祭壇は白と赤色の多数の花で飾られ、ひつぎには長年愛用していたたばこと、自身の死去を大きく報じる新聞が数紙入れられた。出棺時の喪主あいさつで、義丹は参列者への感謝の言葉とともに、「舞台に熱い情熱を注いだ人でした」と「アングラの女王」と呼ばれ、舞台などで活躍をした母への思いを語ったという。

元夫の唐十郎(81)は参列しなかったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9408102d5818cac57ebe350d77a4962b7ea6e106