今更ながら音を聴く

NHKの報道;


女性ロックバンドグループ「赤い公園津野米咲さん 死去
2020年10月19日 15時14分


人気女性ロックバンド「赤い公園*1のメンバーの津野米咲さん*2が、東京都内で亡くなっていたことが分かりました。29歳でした。
現場の状況などから自殺とみられています。

亡くなったのは、4人組の女性ロックバンド「赤い公園」のメンバーの津野米咲さん(29)です。

関係者によりますと、18日午前9時ごろ、東京 杉並区の住宅でぐったりしているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されたということです。

現場の状況などから自殺とみられています。

赤い公園」は、2010年に結成され独創的な音楽で若い世代を中心に人気がありました。

津野さんはギターや作詞作曲を担当し、SMAPやアイドルグループに楽曲の提供を行っていたほか、NHKのラジオ番組にも出演するなど幅広く活動していました。
(後略)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201019/k10012670361000.html

See also



赤い公園に関するお知らせ」https://www.akaiko-en.com/news/archive/?523141


津野さんは勿論のこと、「赤い公園」というバンドのことも知らなかったので、この事件についての因果的な推測や意味の解釈はできない。ただ、上の報道について言うなら、ミュージシャンの場合、楽器とアイデンティティは(不可分とはいえないまでも)密接に結びついているのだから、たんなる「メンバー」ではなく、ちゃんとギタリストと言うべきだろう。
この訃報をきっかけに、YouTubeで「絶対零度」を初めとする赤い公園の楽曲を何曲か聴いてみた。スピードにしても、フレーズのシャープさにしても、音の基本的な透明性にしても、嵌ってしまった。まあ、パンクを通過した後で、ロック・バンドということを追求すれば、こういう感じになるのは、或る種の必然なのではないかととも思った。


ところで、津野さんの父親、つのごうじ氏はかつて爆風スランプ*3にも参加していたミュージシャンで、1961年生まれ*4。このことも事件のショックを強くしている。