承前*1
創文社刊行『ハイデッガー全集』の刊行引き継ぎに関するプレスリリース
『ハイデッガー全集』継続刊行と既刊書の提供について
2020年1月31日
『ハイデッガー全集』はドイツで刊行中の同全集(全103巻)の日本語版として、1985年5月15日の『道標』『四つのゼミナール』の第1回配本以来、創文社より刊行され、哲学研究の基礎文献として高い評価を得てまいりました。このたび、2020年5月の創文社閉業にともない、原著出版社クロスターマン社と日本側の編者・訳者の了解と協力のもとで、続巻の刊行ならびに既刊書の提供を東京大学出版会が引き継ぐことになりましたので、ここにご報告いたします。
1 続刊予定
東京大学出版会による続巻は、2020年度より下記のとおりを予定しております(訳者の敬称略/刊行月、定価等の要領は調整中)。第15巻『ゼミナーレ』(大橋良介、松丸壽雄・訳)
第16巻『演説と人生行路のその他の証言』(轟孝夫、戸島貴代志・訳)以降、年に2~3点をめどに刊行を鋭意進めてまいります。
2 既刊書の販売について
創文社による既刊書は、2020年3月をもちまして終売いたします。以後既刊書のご購入を希望される方に対しては、2020年4月以降に東京大学出版会から「プリント・オンデマンド」版で販売することを予定しております。その際の販売価格等の要領は3月ごろに東京大学出版会ホームページなどでお知らせいたします。
【プレスリリース】2020年5月の創文社閉業にともないまして、創文社より刊行されていた『ハイデッガー全集』の続刊の刊行と既刊書の提供を東京大学出版会が引き継ぎます。詳細はプレスリリースの本文をご覧ください。https://t.co/eh67dOfVOD pic.twitter.com/lahE6XwZNg
— 東京大学出版会 (@UT_Press) 2020年1月30日
これは責任重大です。日本で必要とする皆さまに対してお届けできるよう、頑張りたいと思います。ただ、状況的には簡単ではないので、様々なご不満等があるかもしれません。なんとか心意気を感じていただき、共に事業を育てていただければ幸いです。ご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。 https://t.co/8nOXSZh6j2
— 黒田拓也・東京大学出版会 (@takuya1969) 2020年1月30日