そして誰もいなくなったわけではない

UX新潟テレビ21の報道;


柏崎女性監禁事件の元受刑者が病死していたことが判明
1/23(木) 17:30配信UX新潟テレビ21


9年2カ月にわたって監禁されていた女性が、2000年に柏崎市内で保護された事件で、逮捕監禁致傷罪などで服役した元受刑者の男性*1が、病死していたことがわかりました。
元受刑者は、1990年に小学校から下校途中の女子児童を車で連れ去り、柏崎市内の自宅に9年2カ月にわたって監禁しました。元受刑者は逮捕監禁致傷などの疑いで逮捕・起訴され、裁判は上告審まで争い2003年に懲役14年の刑が確定しました。捜査関係者によりますと、元受刑者は刑務所を出たあと、1人で生活をしていましたが、数年前に病死していたということです。
極めて長期にわたる監禁事件では、逮捕時に県警の不祥事も発覚し、さまざまな角度から社会的な関心を集めました。事件の現場となった柏崎市内の自宅には、元受刑者の母親が住んでいましたが、2010年に亡くなっていて、現在は空き家のまま残されています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200123-00010001-niigatatvv-l15

何故今頃になって、この男の「数年前」の死がニュースのネタになるのか?
監禁男もその母親も死んで、「空き家」だけが残る。(犯人側では)そして誰もいなくなったわけだが、被害者側ではそうじゃない。この「9年2カ月」を自らのライフ・ヒストリーに統合すべく何とか折り合いをつけて、何十年も生きていかなければならない。