承前*1
金百田ですけど、朝日新聞の呟きの中に残っているようです*2。心身にどのような影響があっても、それは見る方の自己責任ですけど。
さて、
id:nesskoヨイショ感想文、という言い方から、洒落込みでの企画だったんではないかと想像しますが、新潮社は文芸ではまじめなんでしょうというイメージがあるんで洒落だと思ってもらえなかったということでしょうか? ある意味、百田の小説は新潮社ではこのように扱うべく物件と見なしてます、という態度表明にも見えたのですが。
「洒落」かどうかはわかりませんけど、百田尚樹というのが作家のあり方として非常に特異だということはいえると思います。三島由紀夫、石原慎太郎、大江健三郎、村上春樹、村上龍、赤川次郎、吉本ばなな、小林よしのりetc.と思いつくままに名前を書き連ねましたが、これらの人たちが百田のようにセールス・プロモーションされるのか、本人がそういう売り出し方を是認するのかと考えてみると、多分答えは否定に傾くんじゃないかと思います。「百田の小説は新潮社ではこのように扱うべく物件と見なしてます」ということですけど、今回の企画は実は本人発案の企画じゃないかと推測する人もいますけど、私もあり得ない話ではないと思っています。
白クマ幻冬舎や青林堂(がやらかしたこと)と思った、という呟きをいくつか見かけましたが、少なくとも小生からすると、この新潮社は「Focus」を出していた出版社、ということで、それほど違和感はないというか。
『フォーカス』だけじゃなくて、そもそも『週刊新潮』もえぐい雑誌でしたよね(今でもそうか)。
ところで、「青林堂」というのは勿論(『ガロ』の時代のではなく)ウヨ化した後の「青林堂」*3ですよね?
さて、能町みね子さん曰く、
自分がこんなキャンペーン張られたら恥ずかしいなとは思ったけど、金ピカ百田大先生にはお似合いだし、中止すべきとは全く思わなかった。本人がそういうの好きそうだから、やってあげればいいのに https://t.co/Tygp0QWDuv
— 嘆きの能町みね子 (@nmcmnc) 2019年10月5日