「ストライキ」

NHKの報道;


東北道 佐野サービスエリア なぜ?営業休止…戸惑いの声
2019年8月14日 18時38分


お盆をふるさとや行楽地で過ごした人たちのUターンラッシュがピークを迎える中、東北自動車道の上り線の佐野サービスエリアでは、14日未明からレストランなどが営業を休止し、利用客から戸惑いの声が上がっています。

佐野サービスエリアのレストランやフードコート、それに土産物コーナーでは、14日未明から店の入り口に営業休止を知らせる紙が貼られ、店内の電気も消えています。

サービスエリアには休業を知らない家族連れなどが訪れ、貼り紙を見ながら戸惑いの表情を浮かべていました。

帰省先の福島から千葉へ帰る途中だという46歳の男性は、「お昼を食べようと思いましたが、営業していないと知りびっくりしました。次のサービスエリアで食べるしかないですね」と話していました。

ネクスコ東日本によりますと、この営業休止はレストランなど店舗を運営している会社の事情によるものだということで、再開の見通しは立っていないということです。

一方、このサービスエリアから歩いて移動できる下り線のサービスエリアでは、レストランや土産物店が通常どおり営業していることから、ネクスコ東日本は、警備員を配置して下り線側の店舗を利用するよう呼びかけています。

ネクスコ東日本は、「多くの方が利用する時期にご迷惑をおかけして、心からおわび申し上げます。営業の再開に向け、準備を急ぎたい」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190814/k10012035211000.html

『ハフィントン・ポスト』の記事(濵田理央「佐野サービスエリアで従業員が「ストライキ」 突然の営業休止、さのまるの出演も中止に」*1によって補ってみる。
「レストランなど店舗を運営している会社」というのは「ケイセイ・フーズ」。

東北自動車道の佐野サービスエリア(上り)が8月14日、従業員の「ストライキ」で営業休止状態となっている。

サービスエリア事業を営むネクセリア東日本は「サービスエリアの運営会社で、経営側の従業員との間のトラブルがあった」と説明。営業再開のめどは立っていないという。


ネクセリア東日本によると、上りのサービスエリアを運営する「ケイセイ・フーズ」の従業員がこの日に出勤せず、フードコートや売店などが利用できなくなっているという。

ネクセリア東日本によると、サービスエリア内には一時、「従業員一同のメッセージ」とする張り紙がされていた。その中で、会社の経営方針に対する不満が表明され、解雇された人の復職と経営陣の退陣などを要求する文言が書かれていた。

ネクセリア東日本は、ハフポスト日本版に「経営側の従業員との間のトラブルがあり、ストライキの原因になっている」と説明する一方、詳細については明らかにしていない。

労働組合は組織されているのだろうか。労組がある場合、先ず団体交渉があって、それで埒が明かなければ、組合員の投票によってスト権を確立し、ストライキ決行ということになる。また、ストライキ以前に支援者などを動員しての宣伝活動も行われるだろうから、「利用客から戸惑いの声が上が」るということはないだろう。勿論、外部の支援に頼ることなく経営陣と対決した労働者の勇気と気概は讃えられなければならないけれど、今からでも(連合などの)外部団体や弁護士などの専門化の支援を求めるべきだろう。また、「利用客」を含む一般人への宣伝活動も積極的に行われるべきだろう。闘争の勝敗には善意の第三者の支持が大きく影響する筈だからだ。