鈴木智彦「タピオカがヤクザの資金源に 「こんなに楽な商売はない」」https://news.livedoor.com/article/detail/16631247/
日本に帰ってきてから驚いたのは、珍珠奶茶がブームになっていたこと。10数年前の上海か。そのブームに便乗して、シノギにするやくざの話。
また、
ただ、これはこの前に引用された、
タピオカ屋は、彼らにとって突飛な商売ではない。暴力団は犯罪組織というよりよろず屋で、幹部や組員たちはそれぞれ個人事業主であり、合法、非合法にかかわらず、様々な仕事で金を稼いでいる。ヤクザの商売といえば、非合法、または非合法スレスレというイメージがあり、インターネットカジノや裏DVDの販売、非合法な風俗店、繁華街のぼったくり店を想像するかもしれない。その手の店が暴力団に寄生されやすいのは事実だが、“グレーな商売”ばかりが暴力団のシノギではない。
これまでも、首都圏でそこそこ知られた喫茶店チェーンを暴力団組員が経営していた例を取材したし、一昔前、バターをふんだんに使った高級食パンがブームになった際、関西の有名店を経営していたのは九州の指定暴力団だった。当時、私が在籍していたヤクザ専門誌にその団体の幹部も連載していたため、編集部にはいつもそのパンが差し入れられた。第3次ブームとされるタピオカ同様、高級食パンも再びブームだから、また手を出しているヤクザがいることだろう。
というタピオカやくざの発言とはちょっと矛盾する。
「コストをかけずにブームのうちに稼ぎ、潮が引いたら撤収するつもり。だから店舗より移動販売がいいかもしれない。ヤクザ、カタギに関係なく、経済活動は楽して暴利、一攫千金が基本。クオリティを下げて儲ける努力はしても、こつこつ努力していいものを作るなんて愚の骨頂」
これは「やくざ」と「テキヤ」の境界が曖昧化し、両者が混同されるようになった契機のひとつか*1。
暴力団が表看板としての正業を持つようになったのは、それまでメインだった賭博事犯が非現行犯で逮捕・起訴されるようになり、違法行為に依存すると行き詰まるという危機感からだった。そのため山口組三代目組長の田岡一雄は、常々組員に「正業を持て」と言い続けた。