自腹は切った

NTVの報道;


学生6人“チョコパイ無料配布”で大学謝罪
2018年11月9日 19時5分 日テレNEWS24


今月、「チョコレートパイを無料で配る」というSNSの発信で、富山市の駅前に多くの人が集まり、駐車場のフェンスが壊れる騒ぎがあり、富山市の大学が9日、学生6人が関わっていたと発表し、謝罪した。

騒ぎを起こしたグループの1人のものとみられるSNS。その内容は、チョコパイ1500個、総額18万円分を富山駅前で配り、1000人以上が集まったというもの。多くの人が集まっている前に立つ6人の姿があった。

富山国際大学は、今回の騒動に学生6人が関わっていたと学長名で発表した。

「このような行為は、人間性と社会性を重視する教育方針に照らして不適切なもの」で、学生の処分は、事実関係を把握した上で対応するとしている。

学生たちは、壊れたフェンスの弁償を申し出ていて、駐車場の管理会社に出向き、謝罪したという。
http://news.livedoor.com/article/detail/15572556/

NHKの報道;

“チョコパイを無料配布” ネットに書き込み殺到 大学が謝罪
2018年11月9日 18時46分


今月、富山国際大学の学生が「JR富山駅前でチョコレートパイを無料で配布する」とインターネット上に書き込んだことをきっかけに大勢の人が殺到し、駅の近くの駐車場のフェンスが壊れました。大学は9日、謝罪のコメントを出し、学生に弁償させることを明らかにしました。

富山国際大学によりますと、1年生から4年生の男子学生6人は、今月5日の夕方、「JR富山駅前でチョコレートパイを無料で配布する」とネット上に書き込みました。

学生たちは、実際に、自分たちで購入した1500個のチョコレートパイを配りましたが、駅前には高校生など大勢の人が殺到し、この混乱で駐車場のフェンスが壊れました。

これについて、9日、富山国際大学は「学生の軽率な行為によって多大なご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます」と謝罪のコメントを出しました。

そのうえで、学生の行為について「人間性と社会性を重視する本学の教育方針に照らして不適切なものだ」として、フェンスの管理会社に謝罪するとともに、修繕費を学生たちに弁償させることを明らかにしました。

大学の聞き取りに対し学生たちは、「喜んでもらいたかった。目立ちたかった」と話し、反省の態度を示しているということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181109/k10011705071000.html

「謝罪のコメント」とは、


富山国際大学 学長「本学学生の迷惑行為について(お詫び)」https://www.tuins.ac.jp/news/index.php?ID=2202


学生たちはちゃんと自腹を切って「チョコレートパイ」を買って、約束通り配った。そして、1000人以上の人に只でお菓子が貰えたという幸福感とスリリングで浮き浮きした非日常的感覚を与えた。要するに、退屈な地方都市の日常をほんの一瞬であっても活性化したわけだ。しかも、報道によれば、死人や怪我人も出ていないし、警察沙汰にもなっていない。それをたんに「迷惑行為」と断じてしまい、さらには「処分」までちらつかせるというのは或る種の知的頽廃といえるのではないだろうか。「トリックスター*1という言葉もご存じないか。