或る提訴

瀬谷健介*1北朝鮮を提訴した脱北者たちが安倍首相に望んだこと 「地上の楽園ではなかった」」https://www.buzzfeed.com/jp/kensukeseya/north-korea-2018-1


曰く、


1959年から25年間続いた在日コリアン北朝鮮への帰国事業*2

脱北者5人が8月20日北朝鮮を相手取り、1人あたり1億円(5億円)の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。

事業は「地上の楽園」などと虚偽の宣伝をした国家による誘拐行為であり、北朝鮮に今も残る家族と面会できず、多大な損害を被ったとしている。

在日コリアンとその家族を日本から北朝鮮に集団的に帰国・移住させる事業は、1959年から84年まであった。

朝鮮総連は「地上の楽園」などと宣伝し、豊かな暮らしぶりをアピール。

多くの人たちが希望を抱き、新潟から北朝鮮に25年間で9万3千人余りが渡った。中には、日本人妻など日本国籍者約7000人も含まれていた。


原告の弁護団によれば、脱北者北朝鮮を相手取り提訴するのは初めて。

訴訟を審理する以前に、どう北朝鮮に訴状を送達するか、そもそも日本の裁判所が審理できるのかなどが問題となる。

原告代理人の白木敦士弁護士は、「内容に異議があるのであれば、日本の法廷に堂々と争いにきてほしい、と強く思っています」と北朝鮮関係者に訴える。

「裁判で勝訴判決を得て、それをもとに北朝鮮の財産に対する強制執行をし、損害の一部を回収していきたいと思います」