『朝日新聞』の記事;
何処から歩いてきたのか。エミュは泳げるのか。濠太剌利から泳いで九州に上陸して、遂に力尽きた、というわけはないか。
農地にエミューが出現? 住民が発見して捕獲
2018年6月29日12時32分
29日午前8時半ごろ、佐賀県神埼市城原の農地に、大型鳥の「エミュー」とみられる生き物がいるところを近所の住民が発見した。県や同市の職員らが集まり、午前11時半ごろまでに捕獲した。だが、衰弱やけがのため、動かなくなった。すでに弱っており、死んだとみられる。
エミューは豪州原産の鳥で飛べない。
https://www.asahi.com/articles/ASL6Y3QHWL6YTTHB007.html
「すでに弱っており、死んだとみられる」という表現が凄いと思った。人間の場合もそうだけど、獣医が心臓の鼓動とか脈拍とかをチェックして、「死」を確認するんじゃないの?
さて、2016年6月に米国カリフォルニア州と墨西哥との国境附近で野火が起こったが、その際、多くのエミュが野火から逃げているところが確認されている。1990年代に、サン・ディエゴではエミュ飼育のブームが起き、牧場が乱立した。野火から逃げていたエミュはその名残だという*1。
濠太剌利系の動物としては、2009年に宮城県大崎市岩出山にカンガルーが出現しているという噂が立ったのだが*2、その後どうなったのか、噂のそもそもの真偽も含めて、全くわからない。
*1:See Julia Carrie Wong “Flight of the emu: story of the big bird photographed fleeing California wildfire” https://www.theguardian.com/world/2016/jun/23/emu-runs-away-california-wildfire-san-diego http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160624/1466746025