空っぽだった

承前*1

紀州ドン・ファンしか触れない「金庫の中身」がカラだった」http://news.livedoor.com/article/detail/14912213/


週刊ポスト』の記事。
6月20日に、和歌山県警は「紀州ドン・ファン」こと野崎幸助が経営していた会社を家宅捜索した。


捜査員たちは1階の事務スペースには目もくれず、階段をのぼり、2階にある「金庫室」に向かったという。

「普段は野崎社長以外は立ち入れない場所で、中に何があるかを知らない社員さえいるほど。基本的に金庫に触っていいのは野崎社長だけで、社員にとってはまさに“開かずの間”。捜査員が金庫部屋に足を踏み入れたのもその日が初めてで、番頭格の社員の立ち会いのもと、捜査員が金庫を開けました」(会社関係者)

 野崎氏の死因は急性覚醒剤中毒であり、県警は、金庫内に覚醒剤やその入手ルートに繋がる物証が残っているかもしれないと考えたと見られる。

 一方、資産50億円といわれる野崎氏の金庫となれば、多額の現金や貴金属類が入っていると社員たちも想像していたようだ。

「数年前までは、社長に指示されていた特定の社員が金庫室に現金を運んでいるようでした。現金は大きな鞄に詰め込まれていたので、かなりの額だったと思います」(同前)

 だが、捜査員が金庫を開けると──。

「中はカラッポで、事件解明に繋がる証拠はおろか1円も入っていなかった。鞄はありましたが、それも中はカラ。立ち会った番頭格の社員も唖然としていました。警察から“最後にここを開けたのはいつか”と聞かれたそうですが、番頭格もめったに入れない場所ですから、記憶が定かではない。警察は他の社員にも問い質しましたが、誰も知りません。社員たちは、金庫に金がまったく入っていなかったことに衝撃を受けていたほどですから」(同前)