会見したばかり

承前*1

アメリカン・フットボールに気を取られて*2、女子レスリング問題を忘れていたという人も少なくないのでは?

『デイリースポーツ』の記事;


栄和人氏「伊調選手、田南部コーチに深くお詫び」 パワハラ認定後初の公の場

2018年6月14日 9時23分 デイリースポーツ


 女子レスリングで五輪4連覇の伊調馨(34)=ALSOK=へのパワーハラスメントが認定され、日本レスリング協会の強化本部長を辞任した至学館大栄和人監督(57)が14日、都内で取材に応じた。パワハラ認定後、栄氏が公の場に登場するのは初めて。

 栄氏はグレーのスーツに青いネクタイ姿で登場、報道陣を前に「第三者委員会および、内閣府からご指摘いただいたパワハラ認定を真摯に受け止め、伊調選手、田南部コーチ、レスリング協会関係者、また、内閣府をはじめとする関係省庁、さらにこれまでレスリングを応援してくださった国民の皆さまにただいなご迷惑をおかけしたことを心からお詫び申し上げます。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。

 体調不良や、裁定を受ける立場であったことなどから公の場で発言することを控えていたことを説明し、「今後、二度とこのようなことを起こさないよう、常に他人に敬意をもって接することを心がけたいと思います」と語った。「協会が実施する改善策プログラムに沿って、一指導者として日々、精進したいと思います」と話した。

 問題は、今年1月にレスリング関係者が代理人を通じて、内閣府の公益認定等委員会に、伊調が栄氏にパワハラを受けていたという告発状を提出したことで発覚。協会側は当初否定していたが、その後の第三者委員会の調査で、伊調への罵倒や、2010年の不透明な代表選考など4点がパワハラとして認定され、栄氏は4月に強化本部長を辞任した。

 認定されたパワハラは、女子合宿中に栄コーチが伊調に対して「お前、よく俺の前でレスリングができるな」と言ったことなど4点。一方で告発状に記載されていたロンドン五輪後の男子合宿への参加禁止、リオ五輪後の警視庁への出入り禁止、現在までにおける練習場所確保への妨害は認定されていない。23日の評議員会で常務理事を解任される見込みとなっている。
http://news.livedoor.com/article/detail/14861792/

『スポーツ報知』の記事;

古市憲寿氏、パワハラ問題の栄和人監督の会見が20分間に「ワイドショーのネタにされるから、20分にしたと思う」

2018年6月14日 8時53分 スポーツ報知


 社会学者の古市憲寿氏(33)が14日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月〜金曜・前8時)に出演し、レスリング女子で五輪4連覇の伊調馨(34)=ALSOK=らへのパワーハラスメント問題で日本協会強化本部長を辞任した栄和人氏(57)が14日午前に会見を開くことに見解を示した。

 この日の会見は駒沢体育館で開幕する世界選手権(10月、ブダペスト)代表選考会を兼ねる全日本選抜選手権の試合前の午前9時20分から20分間の予定で行われる。こうした状況に古市氏は「謝罪会見ってすごく難しいなって思って。日大の失敗例がありましたけど。どうしてもメディアが詰めかけて謝罪ってことすると長ければ長いほど面白いシーンってどうしてもあるじゃないですか。それを結局、使ってワイドショーのネタにされるってことがあると思うので、今日のタイミングで20分にしたと思うんですけど」と指摘した。

 その上で「ただ、これだけのことが積み重なっている以上、しかも当事者同士でまだ問題が解決していない以上、今日の会見をしたからといってこの事件があんまり収まるとは思えないんですけど」と示していた。
http://news.livedoor.com/article/detail/14861642/