15人の胎児

関根和弘「ホルマリン漬けの胎児の遺体15体、廃病院から見つかる。鹿児島」http://www.huffingtonpost.jp/2018/02/05/15-baby-bodies_a_23353728/


曰く、


鹿児島市にある旧産婦人科病院の建物から、瓶に入れられたホルマリン漬けの胎児の遺体15人分が見つかっていたことが明らかになった。

2018年2月1日付の官報によると、胎児はいずれも12〜31週とみられ、性別や身元は不明*1。2017年11月14日午後1時ごろ、産婦人科病院だった建物の解体作業をしていた業者が見つけ、鹿児島県警に届け出たという。

市福祉部保護第1課によると、病院は約20年前に廃業。医師も含め当時の関係者は見つからなかったらしい。遺体は県警が見分したが死亡時期もわからず、市に引き渡された。市は「行旅(こうりょ)死亡人」*2として火葬、市営墓地に埋葬した。現場の建物はすでに解体され、更地になっているという。

「胎児」は一般的にはunborn babyだが、妊娠3か月未満をembryo、3か月以上をfetusと言う。「12〜31週」であれば、fetusということになる。
さて、「産婦人科病院だった建物」だけど、無主の建物ではなく、所有者がいて、その依頼で「解体作業」をしていたわけでしょ? だとしたら、建物の附属物として、丸ごと建物の所有者の所有物ということにはならないの? 
15体は妊娠中絶された胎児、所謂水子だということは容易に推定できるけれど、心当たりのある人は「市福祉部保護第1課」に問い合わせてくださいといっても、それは当事者にとっては昔のネガティヴな記憶を活性化させることだろうし、また周囲の視線が気になるということもあるだろう。
思い出した事件;

祈祷代と偽り2億円超詐取か 詐欺容疑で自称僧侶ら逮捕

2016年2月16日16時33分


 祈禱(きとう)代名目で関西の女性3人から計約40万円をだまし取ったとして、京都府警は16日、東京都文京区の通信販売会社「幸せ工房」元営業部長で自称僧侶の長藤晶彦容疑者(33)ら3人を詐欺と特定商取引法違反(不実告知、書面不交付)の疑いで逮捕した。府警への取材でわかった。同社は関東に実在する寺名義の口座を振込先に指定。全国約5500人から計約2億5千万円が振り込まれた形跡が残っているという。

 捜査関係者によると、長藤容疑者らは2014年12月〜15年4月ごろ、京都市の80代女性や大阪市の80代女性ら計3人に「水子の霊を追い払う祈禱が必要だ」などとうその勧誘をして、計約40万円を詐取。その際、売買契約の解除に関する項目を記載した書類を交付しなかった疑いがある。

 捜査関係者によると、同社は漫画雑誌などに「金運アップ」「人間関係向上」などとうたったネックレスの広告を掲載。ネックレスの購入者を中心に祈禱を呼びかけていたとみられる。
http://www.asahi.com/articles/ASJ2J340HJ2JPLZB003.html *3


クーラーボックスに乳児の遺体? 「25年前に産んだ」

2016年6月4日00時51分


 東京都豊島区池袋2丁目に住む50代の女性の自宅から、乳児の遺体とみられるものが見つかったことが警視庁への取材でわかった。池袋署が女性から詳しい事情を聴いている。

 署によると、女性は3日午後1時20分ごろ、弁護士とともに署を訪れ、「25年前に赤ちゃんを産んだ。自宅に遺体がある」などと話したという。遺体とみられるものは、女性宅の押し入れの天袋に置かれたクーラーボックスの中から見つかった。
http://www.asahi.com/articles/ASJ6376GKJ63UTIL09G.html *4