夢。町工場が立ち並ぶ夕暮れの東京の下町で自動車を走らせていると、何時の間にか夜の海岸沿いの道路を走っている。実は、これはVRで、ゴーグルを外すと暗い部屋。ほかにも選択肢があるようなのだけど、何十回も同じコースを辿る。夢から醒めて現実に戻ったきっかけは、(夢の中で初めて)ブレーキを踏んだら、現実に足を攣ったことだった。これは、九鬼周造*1謂うところの、全く同一の「私」を含めた全く同一の世界が無限に回帰する「形而上学的時間」ということなのだろうか(Cf. eg. 「時間の観念と東洋における時間の反復」in 『時間論』、pp.9-30、「形而上学的時間」in 『人間と実存』、pp.193-215)。
- 作者: 九鬼周造,小浜善信
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2016/02/17
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (6件) を見る
- 作者: 九鬼周造
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2016/08/18
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (5件) を見る
*1:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060108/1136730298 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090608/1244436355 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110603/1307072747 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20130806/1375790256 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170811/1502475039 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170906/1504668432 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170921/1505965976 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20171016/1508081644