滋賀、岐阜、群馬

産経新聞』の記事;


教授が女子学生にセクハラ 滋賀県立大、停職2カ月


 滋賀県立大(同県彦根市)は11日、指導していた女子学生を食事や温泉施設に誘うなどのセクハラ行為をしたとして、人間文化学部の男性教授(63)を停職2カ月の懲戒処分にした。

 男性教授は平成27年12月から28年5月まで、無料通信アプリLINE(ライン)を使って女子学生を外出や食事に計13回誘った。少なくとも計3回、福井県の温泉施設などに、自身の車で女子学生と外出した。

 28年12月、女子学生が大学に相談し発覚。しつこい誘いに不快感を示しており、セクハラと認定した。男性教授は「軽率な行動だった。弟子として目をかけていた」と反省しているという。
http://www.sankei.com/west/news/171011/wst1710110071-n1.html

滋賀大学では昨年、経済学部の先生が「セクハラ」で「停職1カ月の懲戒処分」を受けているのだった*1。記事の内容から察して、「人間文化学部の男性教授」の処分が「経済学部の60代の男性教授」よりも重いというのは納得できない。しかも、経済学部の方は再犯だ。
NHKの報道;

大学や学生をツイッターで中傷 群馬大教授を解雇

10月11日 20時54分


群馬大学の56歳の男性教授が、ツイッターなどで大学や学生を繰り返し中傷したほか、論文の実験データに改ざんがあったとして、大学は、この教授を懲戒解雇の処分にし、11日公表しました。

懲戒解雇処分を受けたのは、群馬大学大学院保健学研究科の56歳の教授です。大学によりますと、この教授は、ツイッターや著書で、ペンネームを使い「どうしようもない大学だ」とか、「大学教授は、変人ばかり」などと、ほかの教職員や学生を繰り返し中傷したほか、平成20年から22年にかけて教授が発表した4本の論文で、12か所に実験データの改ざんが確認されたということです。

教授は、大学の調査に対して、「ツイッターの投稿は、自分ではない」と否定し、実験データの改ざんについては、「実験は、ほかの者が行っており、自分に責任は無い」と主張していたということです。

これに対し大学は、ツイッターの投稿は、教授のものと確認でき、データ改ざんについては、「教授が直接改ざんしたかどうかまでは特定できないが、不正の責任がある」として、今月5日づけで懲戒解雇を決め、6日に本人に通知書を郵送したということです。

群馬大学は「教員としての適性を著しく欠く不適切な行為で、大学の信頼を損ねる結果となり、大変申し訳ない」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171011/k10011175161000.html

引用されている「ツイッター」だけど、全然大したことない。こんなの誰だって言っているんじゃないの? これで「懲戒解雇」なら、我が恩師のH先生なんか、年がら年中「懲戒解雇」されまくりだよ。本当はもっと凄いことを言っているわけ? 「データ改ざん」に関しては、研究室のボスとしての責任ということで、まあ仕方がないのでは? 例えば東大の加藤茂明氏の場合もそうだったわけで*2
『日刊スポーツ』(共同通信)の記事;

岐阜大辻教授「自分は辻泰秀ではない」ひき逃げ否認
[2017年10月11日17時7分]

 無免許で乗用車を運転中に軽乗用車に衝突し、女性に重傷を負わせて逃走したとして、岐阜県警加茂署は11日、自動車運転処罰法違反(無免許過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで同県山県市、岐阜大教育学部の教授辻泰秀容疑者(59)を逮捕した。

 加茂署によると、辻容疑者は「身に覚えがない。自分は辻泰秀ではない」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は4日午後2時35分ごろ、同県七宗町の県道で、乗用車を無免許運転中に左側に停車していた同町のパート女性(66)の軽乗用車に追突し、車内にいた女性に頸椎(けいつい)捻挫の重傷を負わせた疑い。

 女性や目撃者がナンバーを覚えており、乗用車を特定。2011年10月に免許は失効していた。辻容疑者は事故後、乗用車を修理工場に持ち込んでおり、県警は証拠隠滅を図った可能性があるとみている。

 岐阜大によると、辻容疑者は教育学部で美術教育学を教えている。(共同)
https://www.nikkansports.com/general/news/201710110000488.html

もしかして、これは多重人格(同一性乖離症候群)なのか*3。催眠術をかけると、他の人格としての「辻泰秀」が現れて、犯行を自白し始めるということはないのか。
多重人格障害」については、Johnathan K. Foster Memory: A Very Short Introduction*4のpp.98-100をマークしておく。
Memory: A Very Short Introduction (Very Short Introductions)

Memory: A Very Short Introduction (Very Short Introductions)