宮崎さんじゃなかった

朝日新聞』の記事;


キツネ顔で嫁入り行列 岐阜・きつね火まつり

小川智

2017年9月23日23時35分

 キツネ顔の花婿と花嫁らの「嫁入り行列」が町を歩く「きつね火まつり」が23日夜、岐阜県飛驒市古川町で開かれた。ひげと赤鼻の化粧でキツネに扮した約70人が、たいまつの火で町並みを照らしながら進んだ。

 花婿と花嫁役は愛知県稲沢市の磯村元貴さん(27)と麻央さん(28)。2人は今年3月に結婚。古川町出身の麻央さんが「故郷で花嫁姿を見てもらい、飛驒もPRしたい」と応募し、9組の中から選ばれた。

 この祭りは、民話「キツネの嫁入り」を基に地元商工会が企画。1990年から続いている。(小川智)
http://www.asahi.com/articles/ASK9R4RNTK9ROQIP005.html

狐の嫁入り」と呼ばれる自然現象は2種類ある。所謂夜間の怪火と天気雨。この「まつり」は前者というか、夜の「 キツネの嫁入り」というか、狐の嫁入り行列に見立てられた怪火をモティーフにするということにある。ただ、Wikipediaの「狐の嫁入り」の項では飛騨・古川が関わる伝承の事例は言及されておらず、またこの「きつね火まつり」も無視されている*1
「きつね火まつり」では稲荷寿司が振る舞われるのだろうか、それともきつねうどん? とか思ってしまうのだが、「キツネ顔」といえば「かい人21面相」*2。「きつね火まつり」が始まった1990年、元号は改まったといっても、グリコ・森永事件の記憶はまだ生々しかった筈だ。