「岩波ブックセンター」

朝日新聞』の記事;


岩波ブックセンターの運営会社破産 「専門書の専門店」

2016年11月28日19時53分

 本の街・神保町で岩波書店発行の書籍を中心に取り扱っていた「岩波ブックセンター」(東京都千代田区)を運営する信山社(同)が25日、東京地裁から破産手続き開始の決定を受けた。負債総額は約1億2700万円。現在休業中で、今後破産管財人が債権者集会を開いて整理を進めるという。

 岩波書店東京商工リサーチによると、岩波ブックセンターは1981年、岩波ホールに隣接する岩波書店アネックスに入居。当時は岩波の関連会社が運営していたが、2000年に岩波とは資本関係のない信山社が引き継いだ。同店のホームページでは「硬派出版社の新刊本・既刊本にこれだけ出会える書店は、他に例はない」とするなど「専門書の専門店」として知られてきたが、同社会長で店主を務めてきた柴田信さんが10月に86歳で死去。今月23日から休業していた。
http://www.asahi.com/articles/ASJCX5RZHJCXUCVL02Q.html

神保町に出たときには、何はともあれ、この岩波ブックセンター*1東京堂に寄るのはルーティンだった*2。最後に行ったのは2011年5月か*3。「専門書の専門店」というよりは端的に教養人のための書店という感じだったが。地下鉄の神保町駅から地上に上がって徒歩1分以内とロケーションもよく、店内の雰囲気(照明、店員や客の質)もよかったのに、どうしてこんなことになってしまったのだろうか。

*1:Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20071117/1195250530 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20071226/1198682435

*2:因みに、書泉グランデは昔労働組合を酷い仕方で弾圧したことがあって、それに対する経済制裁として、10年以上個人的にボイコットを続けていた。

*3:See http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110514/1305335545