或る伝統の話

承前*1

「「ミス慶応」消滅の可能性も…未成年飲酒で運営団体に解散命令」http://news.livedoor.com/article/detail/12104614/


慶應義塾大学の「広告学研究会」お取潰し問題に関する『スポニチ』の記事。特に新しい情報を含んでいるわけではないのだが、この記事によると、「昨年」(2015年)にも「会所属の男子学生が日吉駅で全裸になった」んだって。懲りねえ奴ら。思わず心の中で拍手してしまった。それに対して、慶応大学当局は「もう次はない」と恫喝したのだと。
ところで、2015年というと、2009年の「全裸」事件*2の当事者は(留年していない限り)みんな卒業しちゃって、誰もいなかったわけだ。にも拘わらず、「全裸」の伝統は(地下水の如く)表面化はしないものの、脈々と保持されていたんだな、と感心してしまった。
さて、大学の学園祭における〈ミス・コンテスト〉が女性差別であるとして、フェミニストを中心とする人たちの反対の対象になったのはそう最近のことではない。今回の騒動を巡って、そのような歴史がなかったのかのように報道されているのには軽い違和感を覚える。