桐山靖雄

京都新聞』の記事;


桐山靖雄氏死去 阿含宗開祖・管長



 阿含(あごん)宗開祖で管長の桐山靖雄(きりやま・せいゆう、本名堤眞壽雄=つつみ・ますお)氏が8月29日午後、老衰のため死去した。95歳。横浜市出身。葬儀は10月16日午後1時、京都市山科区北花山大峰町、阿含宗本山総本殿・釈迦山大菩提寺で。

 桐山氏はかつて本紙のインタビューに答え、若い頃に自殺を考え、人生に絶望したことなどをきっかけに仏門に入ったという。同宗によると、1954年に阿含宗の前身観音慈恵会を設立し、78年に阿含宗を開いた。海外の大学の名誉教授に就き、スリランカブータンなどから僧位も多数受けた。

 また、無類の囲碁愛好家としても知られた。阿含宗として99年の第6期から、プロ棋戦の全日本早碁オープン戦に協賛。決勝は毎期、本山総本殿で解説会とともに行われ、ファンから「阿含・桐山杯」として親しまれている。日本棋院からアマ最高の名誉九段も贈られている。

 桐山氏の死去を受け、新しい管長に阿含宗法務局長の深田靖阿氏が就任した。

【 2016年09月12日 15時00分 】
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20160912000069

朝日新聞』;

阿含宗開祖の桐山靖雄さん死去 95歳

2016年9月12日18時42分

 桐山靖雄さん(きりやま・せいゆう=阿含宗開祖・管長、本名堤真寿雄〈つつみ・ますお〉)が8月29日、老衰で死去、95歳。葬儀は10月16日午後1時から、京都市山科区北花山大峰町の阿含宗本山総本殿・釈迦山大菩提(ぼだい)寺で。

 54年に阿含宗の前身の観音慈恵会を設立し、78年に阿含宗を開いた。囲碁愛好家として知られ、阿含宗が特別協賛する全日本早碁オープン戦は「阿含・桐山杯」として親しまれている。

 死去を受け、阿含宗の新しい管長に深田靖阿・法務局長が就任した。
http://www.asahi.com/articles/ASJ9D5DBZJ9DPLZB012.html

今日になって知る。
もう95歳だったのか。昭和後期(1970〜80年代)の日本におけるスピリチュアル文化は桐山氏*1、或いは桐山氏がつくった阿含宗*2を抜きにしては語ることができないだろうと思う。何しろ「精神世界」という言葉自体、阿含宗の出版部門である平河出版社*3によって考案されたものだ。功罪*4を含めて、その宗教史・文化史的な総括を行わなければならないだろうと思う。