砂の男

『神奈川新聞』の記事;


海岸に掘った穴に埋まり男性死亡 鎌倉

カナロコ by 神奈川新聞 8月14日(日)7時33分配信



 13日午後3時20分ごろ、鎌倉市稲村ガ崎3丁目の海岸で「男性が砂浜で深く掘った穴に埋まってしまった」と家族から119番通報があった。消防などによると、都内に住む男性(49)が砂に埋まっている状態で見つかり、引き上げた時は心肺停止状態で、搬送先の病院で死亡が確認された。

 鎌倉署によると、男性は家族や友人と遊びに訪れ、1人で穴を掘っていた際に砂が崩れたとみられるという。同署が死因や詳しい状況を調べている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160814-00011208-kana-l14

ちょっと吃驚。いったい、砂浜*1で穴を掘っていて、自ら掘った穴に埋もれて死ぬという人は年間何人くらいいるのだろうか。少なくとも、俺は聞いたことがない。
ところで、タイトルは安部公房或いは勅使河原宏の『砂の女*2の捩りなのだけど、「砂男」といえばE.T.A.ホフマンの短篇。『砂の女』よりもさらにこの事故のイメージから遠ざかってしまう。ホフマンの短篇を巡っては、


森下礼「「砂男」(怪奇作家E.T.A.ホフマン著)〜「言葉の恐さ」 」http://d.hatena.ne.jp/iirei/20120718#1342607221


というエントリーを見つける。

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