故人が愛されていたということか、それとも

『ハフィントン・ポスト』の記事;


  桐山秀樹さん死去、「糖質制限ダイエット」の伝道師
The Huffington Post | 執筆者: HuffPost Newsroom

投稿日: 2016年02月15日 17時10分 JST 更新: 2016年02月15日 18時39分 JST

糖質制限ダイエット」に関する著作や「おやじダイエット部」の活動で知られるノンフィクション作家の桐山秀樹さんが2月6日、都内のホテルで急死していたことが15日、分かった。62歳。桐山氏の妻で文芸評論家の吉村祐美さんが、公式Facebookで報告した。

吉村さんによると、死亡推定時刻は6日午前9〜10時ごろで、死因は心不全。ホテル関係者によると、出かける様子で、ベッドの上で倒れていた。

故人ならびに遺族の遺志により、近親者のみの密葬が8日に行われた。後日、お別れ会を開く予定だという。

吉村さんの報告とともに、「おやじダイエット部」のメンバー小林将之さんも「亡くなる前夜まで、本当に元気でした」などとして、以下のようにコメントした。


糖質制限が原因で亡くなったのでなく、
心不全・急性心筋梗塞で亡くなったのが、
診断書からも明らかです。
(中略)
桐山先生の死によって、
糖質制限へのいろいろな憶測をよんでいるようですが、
糖質制限食が、糖尿病の食事療法の一つである事実は、
変わらないです。

(桐山秀樹氏 公式Facebookページより 2016/2/15)*1

桐山さんは、1954年愛知県名古屋市生まれ。学習院大学法学部卒業後、雑誌記者を経てフリーランスに。『ホテル戦争』などの著作で知られる。2010年に糖尿病と診断されたことをきっかけに「糖質制限食」を実践し20キロ超におよぶ減量に成功。その体験を著作などで発表し、「糖質制限の伝道師」として知られていた。
http://www.huffingtonpost.jp/2016/02/15/hideki-kiriyama_n_9234450.html

桐山氏の死(というかそれについての報道)を巡っては、一悶着があったようだ;


「「糖質制限ダイエット」の第一人者急逝 因果関係はないのか、ネットでも話題に」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160215-00000001-jct-soci
Cocochan*2糖質制限ダイエット 桐山秀樹氏の死亡についてのニュースで因果関係があるような報道で批判殺到」http://matome.naver.jp/odai/2145549357640677701


桐山秀樹という方はその名前を聞いたことのあるようなないような。また、「糖質制限ダイエット」という言葉は知らないけど、炭水化物を極度に制限した「ダイエット」を実践していた人は知っている。この騒動は、故人が愛されていたということの証なのだろうか、それとも炭水化物が忌み嫌われていることの証なのだろうか。まあ、糖尿病の治療法として有効であったとしても、それをそのまま健常者が行うのは妥当ではないといえるだろう。極度な「糖質」制限が心臓などに負担をかけるというのも理の当然。「ヒロポン」も鬱病患者には(合法的に)処方されているけどね*3、とかいうと、不適切な喩えを使うな! と「糖質制限」ファンからぼこぼこにされるかも知れない。因みに、私が知っている「糖質制限」の人だけど、おやつによって「糖質」をばっちり補っていた。