ご飯に砂糖?

「糖尿病の常識変化 飽食による贅沢病でなく国際的には貧困病」http://www.news-postseven.com/archives/20160130_380103.html


「糖尿病」*1は国際的には「食事が安価な炭水化物に偏りがちな」「中・低所得国に集中して」いることが述べられている。
そして、


 日本では経済格差とは別の事情で地域によって糖尿病の深刻度が違う。都道府県別の人口10万人当たりの糖尿病による死亡者数には、かなりの地域格差があり、概ね政令指定都市がある都道府県は低値、その他は高値なのだ。

 ワースト1位常連が徳島県。糖尿病死亡率は1993年以降、2007年を除いて全国最悪だった。2014年にもワーストを脱したが、10万人当たりの死亡率は14.9人で全国平均の10.9人を大きく上回っている。

 徳島で糖尿病が多い理由を同県健康増進課は「車の保有台数が多く、歩く歩数が全国平均を下回っている。また、野菜の摂取量不足が背景にある」と分析する。

 徳島大学大学院心臓血管病態医学分野の島袋充生特任教授は、「ご飯に砂糖をかける、すし飯にも砂糖を多く使用するといったような食習慣も影響しているのかもしれません」と語る。結局は生活習慣の地道な改善しか道はないのだろう。

都会人は田舎の人に比べて、とにかく歩くというわけだ。驚いたのは徳島県の食文化。「ご飯に砂糖をかける」? 冷静に考えてみれば、ご飯に甘い田麩をかけて食べるというのはそう珍しくもないわけだ(俺は好きじゃないけど)。それで思い出したのは、初めてお萩を食べたときのこと。たしか7歳くらいだったと思う。餡子の下に米粒があって吃驚した。不味いというよりは気持ち悪かった。勿論、今はお萩(牡丹餅)は大好きですが。
徳島県の「歩く歩数が全国平均を下回っている」ということだけど、これについては、1月21日の『朝日』の記事を参照;

1日の歩行時間30分未満、糖尿病のリスク2割増

石塚広志

2016年1月21日18時52分


 1日の歩行時間が30分未満だと糖尿病を発症するリスクが2割高まるとの調査結果を、国立がん研究センターなどの研究チームが発表した。

 1998〜2000年度に実施した糖尿病の大規模調査から、すでに糖尿病の自覚がある人を除いた全国の男女2万6488人(平均62歳)を対象に、1日の歩行時間と糖尿病の関係を分析した。この中には血糖値から糖尿病を発症していると判断された人が1058人いた。

 1日の歩行時間が最も少ない「30分未満」(4005人)は、最も多い「2時間以上」(1万807人)に比べ、糖尿病のリスクが1・23倍高かった。「30分〜1時間未満」と「1〜2時間未満」でも「2時間以上」とあまり変わらなかったが、どのくらい歩けばリスクが下がるかは明確にはわからなかったという。

 成人の一般的な歩数だと2時間は1万2千歩、30分は3千歩に相当する。解析した東海大付属八王子病院総合内科の壁谷悠介講師は「普段から活動度の多い生活習慣を心がけることが望ましい」と話す。(石塚広志)
http://www.asahi.com/articles/ASJ1P4HG2J1PULBJ00K.html