日曜日、中華藝術宮*1の『信仰的意境 印度美術作品展(Forms of Devotion: The Spiritual in Indian Art)』*2を観た。
これまで、上海で印度の現代アートを観る機会は何度かあったのだが*3、これは規模と内容の濃さにおいてその他を圧倒している。約200名のアーティストによる約400展の作品。タイトルに示されているように、展示された作品はどれも直接的或いは間接的に宗教に関係している。勿論、ヒンドゥーが多いのだが、(少数ではあるが)イスラーム(スーフィズム)、基督教、ジャイナ教、仏教、ゾロアスター教に関係したものもある。とにかくかつて横尾忠則を虜にしてしまった色彩のバロックともいうべき印度的想像力の世界に圧倒されてしまったのだが、その一方で、印度においては(幾分通俗な)伝統と現代アート特有のクリティカルなスタンスとがかなり隙間なく連続しているんだな、ということも感じた。
See also
中国新聞網「《信仰的意境――印度美術作品展》亮相上海中華藝術宮」http://news.163.com/15/1106/22/B7P95HKB00014JB6.html
翔翔「信仰的意境――印度美術作品展 PART 1」
*1:http://www.sh-artmuseum.org.cn/ See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150323/1427081079
*2:http://www.sh-artmuseum.org.cn/LatestInfo/ExhibitDetail.aspx?guid=1944f7382b4046e29a0de9781fedbf1c
*3:See eg. http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090824/1251084176 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20140905/1409848978