旗日に授業(メモ)

「祝日授業実施大学 現場から教育効果を疑問視する声も」http://yukan-news.ameba.jp/20151123-73/


曰く、


都内の私立T大学で教鞭をとるY氏によれば、T大学は祭日がほぼ休みにならないという。2015年度の場合、昭和の日(4月29日)、憲法記念日の振替休日(5月6日)、海の日(7月20日)、敬老の日(9月21日)、国民の休日(9月22日)、秋分の日(9月23日)、体育の日(10月12日)、文化の日(11月3日)、勤労感謝の日(11月23日)はすべて授業を実施。今年でいえば、T大学の教授、職員、学生には、秋のシルバーウィークは存在しなかったことになる。

 これは、文部科学省が大学に対して「半期で15回」というコマ数を確保するよう指導していることから起こる現象だ。現在40代以上の人間にしてみれば、大学など「休みばかり」という印象だろうが、近年はこの「半期で15回」を確保するため、多くの大学が祭日に授業を行なっている。こうした風潮についてY氏はこう説明する。

「もともとは昔の大学が異常だったんです。マジメに学びたい学生にしてみれば、高い学費を払っているのに、しょっちゅう休講にされてしまっては、授業料をドブに捨てているようなもの。『半期で15回』というコマ数を設定したり、『休講にしたら必ず補講を行なう』という姿勢は正しいと思います」

「私立T大学」って何大学なの? 東洋大学? それとも大正大学? とはいっても、これは別に東京のた行の大学に特有の問題ではなく、日本の大学が普遍的に抱える問題ということになるのだろう。
ところで、この記事に対するコメントが興味ふかい;

いんちょさん

半期で15コマを確保などの文科省の指導はもっともだと思いますが、根本的な問題はハッピーマンデー法案で月曜日に祝日が来る割合が異常に上がったからではないでしょうか?そのため月曜日に授業のある講義は必然的にコマ不足になってしまいそのしわ寄せが祝日授業という形になっているのでは。安易な考えのハッピーマンデーに反対(・Θ・;)
11月24日 17時10分

さて、国家のイデオロギー装置である「国民の祝日」など爆砕せよ! という左翼的な気概を持った先生はいないのだろうか。たしか、安丸良夫先生*1大嘗祭で大学が休校になったのに抗議して、独り登校・講義を行ったことがある筈。
それから、「T大学では、教授が出席を取らないことも許されていない」というのも問題ではあるな。