Yona FriedmanとRenzo Piano



上海当代藝術博物館*1にて建築関係の展覧会を2つ観る。ヨナ・フリードマン*2の『移動建築 尤納・弗莱徳曼(Mobile Architecture: Yona Friedman)』*3とレンツォ・ピアノ*4の『漸漸件件(Piece by Piece)』*5。レンツォ・ピアノのは本来は会期が6月28日までの筈だったのに、7月19日まで延長。それは当日知った。だだっ広い部屋に出世作である巴里のポンピドゥー文化センターや関西国際空港を含むレンツォ・ピアノの代表作が1プロジェクトにつき1テーブルに纏められ、紹介されている。展覧会場自体がひとつのインスタレーション、レンツォ・ピアノ設計事務所によるデザイン作品といえる。 ヨナ・フリードマンの『移動建築』というタイトルは日本のメタボリズムなどにも大きな影響を与えた彼のマニュフェストによるものだが、全体的なイメージとして、部分の差異を伴った反復による全体ならざる全体の構成という変な言葉が思い浮かんだ。ヨナ・フリードマンはまたアニメーション映画作家という側面を持っている。