今度は千曲川

昨年、奈良県飛鳥川に「観音菩薩」が出現したということがあったけれど*1、今度は信州の千曲川の河原に「謎の石像が出現」。


千曲川の河川敷に巨大石像が出現、住民たちから不安の声 長野


フジテレビ系(FNN) 2月11日(水)18時11分配信
長野・上田市を流れる千曲(ちくま)川の河川敷に、謎の石像が出現し、住民たちから、不安の声が上がっている。
高さ2メートルを超える巨大な石像。
いつ、誰が、何の目的で、河川敷に置いたのか。
全てが謎に包まれた石像が、波紋を呼んでいる。
バナナの房のような形をした、髪形。
パッチリとした大きな目に、太い眉毛。
真一文字に結ばれた口。
高さおよそ2.3メートル、顔の幅は1.2メートルいう大きさ。
地元の人は「あの竜が...、『ドラゴンボール』のあれかなっていう...」と話した。
よく見ると石像には、人気アニメに登場する7つ集めれば願いがかなうという、あのボールのようなものを持った竜も彫られていた。
地元の人は、「こぢんまりしていたのが、だんだん、でかくなってきちゃって」、「でも、芸術家だよ、これ」、「そういう部類になっちゃっているから、もう...」などと話した。
近くで川魚料理店を営む男性によると、石像が作られ始めたのは、4年ほど前。
石像は徐々に大きくなり、現在も成長を続けているという。
石像近くの川魚料理店の人は「朝5時から、夜は11〜12時になるときもあるんですけど。もちろん泊まったりすることもある、シーズン中は...。それでも、(作業を)やっているところは1回も見たことがないんですよ」と話した。
何もかもが謎に包まれた、この事態。
国有地に、無許可で作られていることから、現場を管理する国土交通省の千曲側河川事務所・和田修一副所長は「治水上、洪水が出たときに、橋・橋脚等に損傷を与える。いろんなことが考えられると思います。『河川法違反』と注意喚起をさせていただいた」と話した。
河川法とは、川や河川敷が適正に利用されるように定められた法律で、もし、無許可で工作物を作った場合、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられる。
しかし、今回の場合、「即座に撤去」というわけにもいかないわけがある。
和田副所長は「財産権みたいなところを主張された場合、まだ、わたしどもとしては、整理できていないので、今のところは、勝手に撤去するという考えには至っていない」と話した。
国交省は2月2日までに、石像を囲むバリケードを設置した。
今後、石像の制作者を特定し、その人物自身に撤去を求めていくという。

最終更新:2月12日(木)14時20分
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20150211-00000188-fnn-soci

映像を視ても、PCだと「高さおよそ2.3メートル、顔の幅は1.2メートル」の迫力は残念ながらあまり実感できなかったのだ。
アート作品なのか不法な「工作物」なのかということなのだろうけど、私としては、話が、作者からも独立して、宗教的に膨らんでいくことを期待する。つまり、祟り話や御利益話などの霊験譚の形成。