『朝日』の記事;
私がblogを初めてすぐの頃、内田雅敏『これが犯罪? 「ビラ配りで逮捕」を考える』というブックレットに収録された奥平さんの「「トゲのある言説を唱える自由」に挑戦する「秩序」とは?」という短いテクストに言及したことがある*2。その頃よりも、このテクストの意味は重みを増しているのでは? また、宮台真司氏との対談本『憲法対論』の印象も強い。
奥平康弘・東大名誉教授が死去 「九条の会」呼びかけ人2015年1月30日18時59分
憲法研究者で東大名誉教授の奥平康弘(おくだいら・やすひろ)さん*1が26日、急性心筋梗塞(こうそく)のため東京都内の自宅で死去した。85歳だった。遺族によると、葬儀は近親者で行われた。
1929年、北海道函館市生まれ。東大社会科学研究所教授などを歴任し、「『表現の自由』を求めて」(岩波書店、99年)、「憲法の想像力」(日本評論社、03年)などの著書がある。70年代はじめに、情報公開法のモデルとなった米国の情報自由法を日本で紹介。「知る権利」が基礎にあると指摘した。表現の自由はなぜ手厚く保障されなくてはならないのかという問題を追究し、理論的な基盤を築いた。
憲法研究者の立場から04年にできた「九条の会」の呼びかけ人に加わった。「憲法はつねに未完であり、世代を超えていきいきとした社会をつくるために憲法は必要なのだ」と発言し、改憲の動きに警鐘を鳴らし続けた。同会は近く「お別れの会」を開く。
http://www.asahi.com/articles/ASH1Z5QGFH1ZUTIL03G.html
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