怒られた3K - Living, Loving, Thinking, Again

Via http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20141206/1417828420

『朝日』の記事；

産経新聞に反ユダヤ本の広告　米人権団体抗議受けおわび
ロサンゼルス＝平山亜理
2014年12月5日21時12分

　産経新聞が先月、ユダヤ人を中傷する本の全面広告を出し、米国のユダヤ人人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」（本部・ロサンゼルス）が４日、産経新聞に抗議していたことがわかった。産経新聞の熊坂隆光社長は５日、おわびするコメントを出した。
　１１月２６日付の同紙東海版・北陸版（約５千部）に掲載された広告は、リチャード・コシミズ氏の３冊の本を宣伝する内容。「ホロコーストはイスラエル建国のためのでっち上げ」「ユダヤ独裁国家アメリカの謀略を暴く！！」などと書かれている。
　これに対して、同センターのエイブラハム・クーパー副代表は４日、産経新聞の熊坂社長に、「ユダヤ人についての危険な作り話を広める本を宣伝する決定をしたことに抗議する」などという内容の手紙をファクスで送った。また、「読者とユダヤコミュニティーに謝るべきだ」などと謝罪も求めている。
http://www.asahi.com/articles/ASGD556DGGD5UHBI011.html

See also

nofrills*1「産経新聞に掲載された全面広告がひどすぎて、ユダヤ人団体が抗議→産経新聞社長謝罪」http://matome.naver.jp/odai/2141780477177204601

「サイモン・ウィーゼンタール・センター」*2のサイトにはこの件の記載はないようだ*3。
産経新聞がリチャード・コシミズこと輿水正*4の本の「全面広告」を出して、「サイモン・ウィーゼンタール・センター」に怒られたんだって。
まあ産経はとんだとばっちりという感じだろうか。「センター」側もコシミズやその本を出した出版社に文句を言うべきであって、たんに広告を掲載したにすぎない産経新聞に抗議するというのはどうかと思う。産経に対して、コシミズへの反論のスペースの提供を要求するというのならわかるけど。まあコシミズのようなチンピラを叩くよりも産経新聞を叩いた方が社会的なインパクトが強いということなのだろう。一応コシミズのblogなんかよりは格が上のメディアとして国際的に認めてもらえてよかったね＜産経新聞。コシミズを叩いたとしても、それはコシミズに勲章をあげるようなものだろう。陰謀理論な人の常で、コシミズの方では、サイモン・ウィーゼンタール・センターにクレームをつけられた俺はエライとか正しいとかいったロジックが作動するわけだ。産経新聞ソウル支局長を起訴してしまった韓国検察当局*5と同じ轍を踏んでしまった？
ところで、『産経』の「東海版・北陸版（約５千部）」、これは多いのか少ないのか。

*1:http://nofrills.seesaa.net/ See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20130901/1378001816 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20140104/1388802192

*2:Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090314/1236958598 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20140224/1393256418

*3:http://www.wiesenthal.com/

*5:See http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20141203/1417627808