ちょっと大袈裟?

(リベラルではない)『朝日』の記事;


一橋大、留学を必修科目に 18年度以降の入学者対象

渡辺洋介

2014年7月28日11時09分


 「留学しないと卒業できません」。一橋大は、卒業のために必要な必修科目に、海外留学を加えることを決めた。グローバル人材の育成がねらいで、2018年度以降の入学者を対象にする方針だ。

 一橋大によると、約1千人の新入生全員に、主に英語圏の大学で約4週間の語学留学をさせる。在学中に留学しなければ原則卒業できない。帰国子女のように海外での滞在経験がある学生に対しては、別の言語が使われている国への留学などを検討する。

 費用は企業やOB、OGからの寄付金と、国の補助金で賄うが、一部は学生の負担になるという。このため、経済的な事情がある学生向けの奨学金制度も作る予定だ。
http://www.asahi.com/articles/ASG7L7WVTG7LUTIL065.html

ビジネスの世界で1か月の滞在はあくまでも海外出張であって海外赴任とは言わないだろう。留学という言葉から想像するのは1年以上、最短に見積もってもせめて1セメスターの間外国に行っているということであって、「4週間」では「留学」とはいわないのではないか。研修とか合宿とか。これで、例えば履歴書に留学経験ありって書いてOKなの? まあ多くの大学で行っているであろう自由参加の夏休みの語学研修を必修に格上げするということ? それは別に悪いことではないだろう。ただ「英語圏」に限定する必要は全くなし。
大学の英語教育については、例えばhttp://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070503/1178193559 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20130618/1371518971 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20131010/1381431229で言及している。