メデジンに果つ

時事通信の記事;


被害者は一橋大4年生=休学し世界旅行中−コロンビア邦人殺害


 コロンビア中部メデジンで19日に殺害された日本人男性は、一橋大社会学部4年の井崎亮さん(22)と判明した。同大が21日、明らかにした。

 一橋大によると、井崎さんは4月に休学届けを出して、発展途上国を中心に世界各地を回っていた。21日に家族と連絡を取り、事件に巻き込まれたことを確認したという。
 地元メディアなどによると、井崎さんはメデジンに到着した19日、食料を買いに出た際に路上で強盗に襲われ、携帯電話とタブレット端末を奪われた。取り返そうと追い掛けたところ、拳銃で2発撃たれ殺害された。容疑者は若い2人組とみられ、逃亡しているという。
 井崎さんのものとみられるブログによると、井崎さんは大学4年の1年間を休学し、2月から就職活動が始まるまで世界中を回る予定だった。ブログには、東南アジアやアフリカなどを訪れて感じたことがつづられ、最後の更新となった今月16日付の記事には「次はコロンビアへ!ついに南米上陸です!楽しみ!」と書き込んでいた。
 一橋大は「前途有為な学生が志半ばにして亡くなられたことは痛恨の極みだ」とコメントしている。(2016/11/21-12:55)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016112100337&g=soc


友人ら「信じられない」=国際貢献期し、世界旅行―コロンビアで殺害の一橋大生

時事通信 11/21(月) 19:55配信


 夢だった世界一周旅行の途上、コロンビアで強盗に撃たれ亡くなった一橋大社会学部4年井崎亮さん(22)。

 国際貢献や貧困問題に強い関心を持っていたといい、大学の指導教授や友人は21日、「信じられない」と早過ぎる死を悼んだ。

 井崎さんは大学を休学して世界各地を巡っており、ブログには2月からアフリカや中東など20カ国以上を訪れた感想をつづっていた。大学では発展途上国への国際協力などを研究するゼミに所属。指導した児玉谷史朗教授によると、「東南アジアを旅して、働く子供の様子にショックを受けた」と話し、「貧困問題を考えるため、世界を広く見たい」と決意を語っていたという。

 同教授は「決めたことはとことんやるタイプ。積極的に授業に取り組んでいた」と振り返り、「今年初めごろ休学の相談をされ、『危ないことはするな』と声を掛けた。あのときもっと強く言っていれば」と悔やんだ。

 学部の同期生で同じ軟式野球サークルに入っている男子学生(22)は、「信じられない」と言葉を詰まらせた。高校で野球部だった井崎さんは、サークルでは未経験者に優しく指導しチームを盛り上げるムードメーカー。ゼミやサークルの活動に熱心に取り組む傍ら、複数のアルバイトを掛け持ちし旅行資金をためていたという。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161121-00000141-jij-soci

See also
「コロンビアで殺害の大学生 ブログにつづった思い」http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161121/k10010777591000.html


コロンビアのメデジン*1というと、どうしても「メデジン・カルテル*2という麻薬密売組織を想起してしまう。しかしその一方で、実際の旅行者によるメデジンを称賛する声は強い*3。ところで、ネット上では、海外、特に第三世界の治安の悪さ、井崎さんの油断とか不注意を咎める傾向が比較的強いようだ*4。 それはそうだけど、犯罪に巻き込まれるというのは確率の問題であって、その確率が相対的に高いか低いかということだろう。リスクを最大限に見積もってしまうと、何処へも行けなくなる。メデジンの犯罪現場の写真を見ると、所謂スラム街のような場所ではなく、如何にも中流階級的な住宅街だ。また、海外は治安が悪いという人が言外に前提としている治安がいい筈の日本でも、例えば大阪ではドジンが金属バットを振り回したりしているわけだ*5。因みに、コロンビアって、ガルシア・マルケス*6の本に親しんだことがある人なら、誰でも行ってみたいと思うんじゃないか。