レスなど

http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20140620/1403238552に対して、


kaerudayo*1 2014/06/20 14:20
大変すみませんが、絶対音感に目くらまされたわけではないので、例にするのは勘弁していただけないでしょうか。むしろ、被災地の人たちへ寄りそおうとする姿、それを受け止める被災地の人たちの気持ちを描くという、今となっては詐欺同然の行為なんですが、それに共感したんだと思いますので。
http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20140620/1403238552#c1403241605
というお叱りが。
当該の箇所は抹消することにしますが、http://d.hatena.ne.jp/kaerudayo/20140205#p1に関して、

追記

「耳が聞こえないのに、作曲なんかできるか」というブコメが、元記事辺りで散見されたので。

聞こえていたのが途中で聞こえなくなった中途失聴者の場合は、作曲できます。記憶を頼りにですが。

佐村河内さんの場合は、絶対音感があるので、耳が聞こえなくなっても、自分の中で楽器を鳴らして、その音を書き写せば、作曲はできるのですが……彼の難聴は、絶えず風の音のような轟音が鳴り響くタイプだそうで、その音の奥に聞こえる音を拾って書き写しているから、1曲作るのに想像を絶する苦労がある。

とのことでした。

以前、夫の友人が突発性難聴に苦しんでいたことがあって、彼も作曲家だったので、佐村河内さんの苦闘ぶりに、夫は共感したんじゃなかろうかと。音楽関係の人で突発性難聴に悩む人は意外と多いんだけど、それでも仕事をしなければいけないから、公表はしない。普通はね。

なわけで、「耳が聞こえなくなっても、作曲はできる」ので。

という部分がかなり強く記憶に残っていたということは申しておきたいと思います。
さて、

杉山真大*2 2014/06/21 12:01
その「絶対音感」ってのを世に認知させた最相葉月氏の著作 http://amzn.to/1m5NyL3 って、小学館の「21世紀国際ノンフィクション大賞」(現在は「小学館ノンフィクション大賞」) http://goo.gl/MwCtCJ を受賞したんだよね。SAPIOの発行元だけあって、今や嫌中ライターとして人気のある富坂聡や相馬勝も優秀賞を受賞したりして、何だか「山本七平賞」や「新風大賞」をノンフィクション用に薄めた(?)感があるって気が・・・・・
http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20140620/1403238552#c1403319665
最相葉月さんの政治的スタンスは知りませんが、この人、猪瀬直樹の弟子筋でしたよね?
絶対音感

絶対音感


nessko*3 2014/06/21 13:43
絶対音感、実際にそれを持っている人は日常生活でかえって不便だという話を聞いたことがりますが。
杉山さんがおっしゃっている一時ベストセラーになった本が話題になったせいで「絶対音感」ということばだけは広く知られていてね、本も読んでなければ内実もよく知らない人まで含めて、それで、佐村河内を売り出したい側が「絶対音感」というのを利用したのでしょう、宣伝に。神秘的というより、なんだかよくわからないけれどもすごい才能があるらしいね、みたいなかんじで。
http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20140620/1403238552#c1403325787
高校時代に音楽の教師が授業中にこの中で「絶対音感」を持っている人はいないかと質問したことがありましたが、その後意識にも上らず、1980年代の末になって故丸山圭三郎先生*4が自分たちの世代は戦時中(敵機の識別に便利だということで)「絶対音感」を習得するよう訓練されたということを言っていたのを読んで*5、そんな時代もあったんだねと思ったということがあります。初めて読んだのはたしか『言語・文化・無意識』という講演だったか。その次に意識したのは最相さんの本で、その本が出て少しして、某友人から「絶対音感」を持っているという告白を受けたということがありました。
言葉・文化・無意識 (河合ブックレット)

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