論理学への挑戦?

承前*1

「森友文書、財務省が書き換えか 「特例」など文言消える」https://www.asahi.com/articles/ASL317533L31UTIL060.html *2


この朝日の記事は全部は読読めないのだが。


学校法人・森友学園大阪市)との国有地取引の際に財務省が作成した決裁文書について、契約当時の文書の内容と、昨年2月の問題発覚後に国会議員らに開示した文書の内容に違いがあることがわかった。学園側との交渉についての記載や、「特例」などの文言が複数箇所でなくなったり、変わったりしている。複数の関係者によると、問題発覚後に書き換えられた疑いがあるという。

 内容が変わっているのは、2015〜16年に学園と土地取引した際、同省近畿財務局の管財部門が局内の決裁を受けるために作った文書。1枚目に決裁の完了日や局幹部の決裁印が押され、2枚目以降に交渉経緯や取引の内容などが記されている。

 朝日新聞は文書を確認。契約当時の文書と、国会議員らに開示した文書は起案日、決裁完了日、番号が同じで、ともに決裁印が押されている。契約当時の文書には学園とどのようなやり取りをしてきたのかを時系列で書いた部分や、学園の要請にどう対応したかを記述した部分があるが、開示文書ではそれらが項目ごとなくなったり、一部消えたりしている。

同一律とか矛盾律といった論理法則はどうなってしまうのだろうか。
さて、時事通信の「森友文書疑惑で攻防=財務省の説明焦点」*3に曰く、

政府関係者によると、財務省では「資料をまとめる過程で多少削るなどした部分はあるが、改ざんには当たらない」との説明で乗り切る案が浮上。別の関係者は「近畿財務局の担当レベルの文書であり、本省幹部は事情を知らない」と語り、政権中枢に累が及ばないよう神経をとがらせている。
片方はあくまでも下書きだと言いたいようだが、下書きに「決裁印」は捺さないと思う。
また、江田憲司*4曰く、

朝日も一面トップで報じた以上、確証を得てのことだろう。逆に、これで誤報ならば、いよいよ朝日も終わる。

 年が明けて、新たな文書が出てきたのも、この書き換え報道が出てきたのも、やっと財務省、財務局の現場からの内部告発と受け止めるべきだろう。あたかも文科省からの加計問題での文書流出と同じ構図だ。
(「森友文書、書き換えか=財務相「真実なら由々しい」−6日までに国会報告」http://blogos.com/article/281314/

*1:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170224/1487910099 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170226/1488077743 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170228/1488291005 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170303/1488508478 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170305/1488726602 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170306/1488817967 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170308/1488946981 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170309/1489024533 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170310/1489109908 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170315/1489586738 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170316/1489635222 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170317/1489759437 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170323/1490282242 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170328/1490668921 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170330/1490837801 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170402/1491121264 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170406/1491501807 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170419/1492614571 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170503/1493835524 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170509/1494299708 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170727/1501157835 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170731/1501508394 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170804/1501867038 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170821/1503335591 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180222/1519299560

*2:Cited in http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20180303/1520034770

*3:https://www.jiji.com/jc/article?k=2018030300464&g=pol Via http://d.hatena.ne.jp/kaerudayo/20180302#p1

*4:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20130724/1374640501 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160219/1455818241 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160228/1456655841 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170924/1506259261