マイノリティとしての自由主義者

憲法に「家族の助け合い」を入れるべきか?自民党改憲草案に河野太郎議員が反論」http://www.huffingtonpost.jp/2013/06/14/constitution_n_3444943.html


少し引用;


13日に開かれた衆院憲法審査会で、自民党河野太郎氏は、同党が提出した憲法改正草案に対し異論を唱えた。憲法に「家族の助け合い」や「道徳」を書き込むべきではないという。「家族は助け合うべきであるということは道徳的に正しい。しかし、これを憲法に盛り込むことは違うのではないか」という主張である。
また河野太郎*1の発言;

「2つ申し上げたいと思います。

多くの国民が歴史を通じて、憲法という手段を持って、政府あるいは国家の権力に多がをはめてきたということを考えれば、憲法の名を借りて、国民の権利を制限したり、義務を貸したりしたりすることは、今の日本においては、ふさわしくないと思います。
現在の憲法でも、教育ですとか、納税ですとか、勤労ですとか、国民の義務と称されるものは確かにございます。
しかしそれで十分であって、それ以上のことを、憲法改正の名を借りて、国民の権利を制限するような方向に安易に行くことには、断固反対を申し上げたいと思います。

2つ目に家族が助け合うというのは、個人的には私も賛成でございます。しかしそれは道徳であって、道徳を憲法の中に持ち込むべきではないと思います。
何年か前に、私も、肝臓を切って、親父の命を助けました。いいことをしたと私は思っておりますけれども、いろいろな環境を考えれば、それが出来る人もいれば、出来ない人もいる。やれるならやるべきだという人もいれば、やるべきでないという環境の方もいらっしゃる。そういうことを考えれば、家族を助け合うというのは確かに私はそうあるべきだろうとは思いますけれども、そういうことを、国家の最高法規である憲法の中で定義をするというのは少し違うのではないか、むしろ道徳は、それぞれ個人に任せられるべきものであって、多くの人間がそういうことを信じているならば、それはその国の多くの国民が信じる道徳になるでありましょうし、しかし、全て、例外なくそうしなければいけないという道徳を、憲法の中に書き込むべきではないと思います。」

自由民主党を名乗る政党において自由主義者が異端視されているということに驚かなければならない。そういえば、露西亜ジリノフスキーって人がやっていた自由民主党というのがあったけれど、今はどうしているのか。

See also
自民党憲法改正草案の第24条 「家族の助け合い」強制に反対する声が続出」http://www.huffingtonpost.jp/2013/06/17/familysupport_n_3453174.html