西を向いても東を向いても

“China restaurant bans Asian maritime dispute citizens” http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-21606450


2月末の報道。この記事の冒頭に掲載されている写真が殆ど全てを語っているように思える。
ヴェトナムやフィリピンでは当然のことながら、憤激・反撥が渦巻いているようだが、日本人がどう反応しているのかは、記事では言及していないし、私も分からない。
中国に燻るレイシズムを日本が毅然と叱責する立場にあるのか。残念ながらそうではないだろう。例えば、http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20130209で紹介されている2月9日に東京の新大久保で在特会が行った蛮行の写真を見て思ったのは、このノリは昨年9月に中国全土を席捲した〈反日祭り〉のノリに近いなということだった*1。その時は上海郊外で(中国人が飼っている!)秋田犬が虐殺されたということがあったということも思い出してしまった。〈反日祭り〉への日本側の反応は(管見の限りでは)、ともかく〈反日〉はけしからんというのが多く、反日だろうが親日だろうがレイシズムは駄目! という感じのものは少なかったような気がする。
なお在特会の最近の悪行については、テッサ・モーリス=鈴木さん(Tessa Morris-Suzuki)*2の”The Darkening Shadow of Hate Speech in Japan”*3も見られたい。
さて、


朝鮮学校を無償化対象外に 20日に文科省令改正


 下村博文文部科学相は19日の記者会見で、朝鮮学校を高校無償化の対象外とするため、20日付で省令を改正することを明らかにした。省令改正と同時に無償化適用を申請していた各校に不指定を通知する。下村氏は「朝鮮学校在日本朝鮮人総連合会朝鮮総連)の影響下にある」と述べた。

 文科省は昨年末、日本人拉致問題が進展していないことなどを理由に無償化対象から朝鮮学校を外す方針を表明した。約1カ月間、一般から意見を公募した結果、約3万件の意見が寄せられ、無償化対象にしない方針への賛成意見が反対意見をわずかに上回った。
2013/02/19 11:13 【共同通信
http://www.47news.jp/CN/201302/CN2013021901001367.html

北京のちんぴらレストランと同様の愚行を日本では政府(国家権力)がやったということになる。