『読売』の記事;
このニュースで、逆に今までご存命だったということを知ったのだった。ただ最近、あの橋下徹が「入れ墨」にいちゃもんをつけたということがあって、橋下徹自身を初めとして、彫り物について美的な観点から語っている奴はいない、いれずみといえば赤江瀑の短篇小説「雪華葬刺し」(或いは高林陽一によるその映画化*2 )だろうということで、赤江瀑という名前を唐突に思い出したということがあったのだ。唐突に名前を思い出した人がそのちょっと後に亡くなるということは最近けっこうあるのだ。赤江さんが死んだのは橋下徹が悪いと無根拠に決めつけることにする。また赤江瀑ということで思い出した人がいるのだが、こちらの方は既に鬼籍に入られているのでもう死ぬことはない。我が恩師のH先生は赤江瀑の大ファンだったのだ。
小説家の赤江瀑さんが死去
伝統芸能や古美術の世界を舞台にした幻想的な小説で知られる作家の赤江(あかえ)瀑(ばく)(本名・長谷川(はせがわ)敬(たかし))さんが8日、心不全のため死去した。
79歳だった。本人の遺志で告別式は行わない。自宅は山口県下関市長府宮崎町*1。喪主は弟、友紀(とものり)氏。
下関市生まれ。日本大芸術学部演劇学科を中退後、放送作家を経て1970年に「ニジンスキーの手」で第15回小説現代新人賞を受賞。74年に「オイディプスの刃」で第1回角川小説賞、84年に「海峡」と「八雲が殺した」で第12回泉鏡花文学賞。
赤江さんは一人暮らしで、8日夕に自宅を訪ねた助手が、居間で倒れているのを見つけ、18日公表した。
(2012年6月18日19時31分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20120618-OYT1T00999.htm
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*1:番地は削除
*2:See eg. http://www.kadokawa-pictures.jp/official/sekkatomuraizasi/