ジョン・ゾーンからCHHへ

http://www.dvddata-mag.com/interview/20110823.html


潜水服は蝶の夢を見る』のマチュー・アマルリックへのインタヴュー。
その最後の部分;


―今後、映画監督としてどんな映画を撮っていきたいですか。

アマルリック「これを映画にしたいと思う着想点というのは、実はほんのささいなことなんだ。読んだものや、見たもの、誰かと話したことや何かで傷ついたこととか、そんなちょっとしたアイデアがいろんなものと反応し合って、生まれてくる。まるで漏斗みたいな感じで、アイデアが段々と集約されてくる。最初はコラージュに似ているかもしれないね。時には全く相反する矛盾したものなのに、そこからテーマが生まれてくることもある。今は、(フランス国立学校で製作を教えているので)、演劇の学生たちと実験的な芝居を作ったり、アート系の学生たちが作品を作るのを見ていて自分自身も作ろうと思ったり。いろいろなことを並行して行なっているんだ。実は今、ジョン・ゾーンというフリー・ジャズ・ミュージシャンのドキュメンタリーを撮っているんだ。彼は親日家で、90年代に東京の高円寺に住んでいた。それで今回、彼のことを知るミュージシャンの巻上公一と高円寺に行ってきた(笑)。作品を思いついた瞬間ってとても心地いい時なんだ。これから2年ぐらいは構想練って温めて・・・。幸せな時を過ごす。それはまるで誰かと出会ったときと同じ。一夜だけで終わることもあるけれど・・・、たまには子供を一緒に作る関係にもなる。それと同じさ(笑)」

ジョン・ゾーンということで、映画版『シニカル・ヒステリー・アワー』の音楽はジョン・ゾーンだったということを思い出した。かなり以前に仲俣暁生氏が岡崎京子は「80年代」ではなく「90年代」に属する人だと書いたことがあって*1、それに対して、「「80年代」といえば、(私にとっては)寧ろ玖保キリコさん*2だろう」と思ったことあった*3。実をいうと、1980年代、『いまどきのこども』のキャラクター・グッズをけっこう集めていたのだった。
潜水服は蝶の夢を見る 通常版 [DVD]

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いまどきのこども (1) (Big spirits comics)

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いまどきのこども (2) (Big spirits comics)

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いまどきのこども (3) (Big spirits comics)

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