『東南西北』

土曜日は獅語画廊*1にて『東南西北』*2のオープニング。作風の全く違う4人の中国人女性アーティストが参加している。北京在住の陶藝家、東子。長春工業大学で教鞭を執る張鉄梅の作品は〈メタ山水画〉といえる。香港生まれで紐育在住の洪少瑛の表現主義的な作品には奇妙な存在感があるが、中でも足だけを描いた「彼岸(The Other Shore)」*3という小品に出くわしたときはけっこう衝撃的だった。上海生まれの顔正安の作品は4人の中ではいちばん軽みがあるといえ、どこかアンリ・マティスを喚起させたりもするのだが、とにかく光の表現が美しい。因みに、彼女の夫は前上海駐在米国総領事。