http://inkopikipiki.blog.so-net.ne.jp/2011-04-13(Via http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20110702/1309572793)
星新一らSF作家による東海村の原発見学顛末記。これは笑える。
さて、これを紹介する古寺多見さんのエントリーに、豊田有恒の「原発翼賛本」が言及されている。「豊田有恒」関連で検索していて初めて知ったのだが、彼は高木仁三郎*1とは群馬大学付属中学の同級生同士だったのだという*2。また、豊田は原発については自称「批判派」であるという。
唐突に豊田有恒という名前を見てしまったので、彼に関する記憶をちょっとサルヴェージしてみる。中学時代に日本神話をネタとした小説『火の国のヤマトタケル』と『出雲のヤマトタケル』を読んでけっこう面白かったので、暫くはかなり好意的な印象を抱いていた。彼が虫プロの全盛時代にアニメのシナリオを書いていて日本のアニメ史においても重要な人物だったということは、高校に入ってからSFオタクの某*3から教えてもらった。或る日雑誌を立読みしていたら、独逸文学者であるとともに野球評論家やアマチュアの古代史家としても知られていた、というよりも当時は大橋巨泉司会の『クイズ・ダービー』の回答者として有名だった鈴木武樹を口汚く罵っている文章を豊田有恒が書いているのが目に入った。また、その頃彼は韓国の軍事独裁政権をマンセーする本を書いたということで批判の対象になっていた。ということで、段々と豊田有恒という名前は(俺にとって)エンガチョ! ということになっていったのだった。
火の国のヤマトタケル (ハヤカワ文庫 SF 27 日本新神話物語)
- 作者: 豊田有恒
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1971/05
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出雲のヤマトタケル (ハヤカワ文庫 SF 141 日本新神話物語)
- 作者: 豊田有恒
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1974/04
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