承前*1
『毎日』の記事;
そもそも「たちあがれ」というのは平沼赳夫と与謝野馨との野合だとも言われていたので、今回改めてその構造が明るみに出たともいえる。しかし、民主党の痛手の方が大きいのだろう。何しろ、「たちあがれ」は取り敢えず節操を守ったことを示したのに対して、議員数6人の小会派にけんもほろろにされてしまったわけだから。別の情報では、民主党政権は社民党と縒りを戻そうと工作しているともいう。よりによって「たちあがれ」の後だから、社民党としても、きゃ! エッチ! 変態! と言って、往復びんたをかまさないと示しがつかないということにもなるだろう。ところで、小沢一郎だったら、与謝野馨一本釣りという荒技を見せていたかも知れないなとは思う。
たちあがれ日本:連立拒否…議員総会で決定
たちあがれ日本は27日昼、党本部で全議員総会を開き、菅直人首相から打診された連立政権入りを拒否する方針を決定した。平沼赳夫代表は総会後の記者会見で「報道されているような(民主党との)連立はわが党としては考えていない」と述べた。与謝野馨共同代表は連立参加に前向きな考えを示していたが、総会では反対論が大勢を占めた。たちあがれの連立不参加で菅政権は1月召集の通常国会で厳しい対応を迫られる。【野原大輔】
たちあがれ日本の全議員総会では、平沼氏と与謝野氏が一連の経緯を説明し、各議員の意見を聞いた。
たちあがれの連立参加を巡っては、民主党の岡田克也幹事長が22日に平沼、与謝野両氏と会談した際、平沼氏に拉致問題担当相として入閣を持ち掛けていた。
党内では園田博之幹事長が「連立を組む意義を感じない。菅首相は政権運営に力を貸してほしいというだけで、たいへんなすれ違いだ」と語るなど、国会議員6人のうち与謝野氏を除く5人は連立反対や慎重意見を唱えていた。
だが、連立に前向きな与謝野氏は総会前、記者団に対し「(党是の)『打倒民主党』は参院選で一部成就した。党の独自性を保ちながら、少しでも自分たちの主張を実現するのが合理的だ」と述べ、総会で連立入りを主張する意向を示唆していた。
仙谷由人官房長官は27日の記者会見で、たちあがれとの連立が仮に実現した場合の内閣改造について「大きいか小さいかは別にして当然(ある)」との認識も示していた。ただ、たちあがれが連立不参加を決めたことで、菅政権にとって国会運営は依然厳しい状況が続きそうだ。
◇民主役員会、小沢氏問題を午後協議一方、民主党は27日午後、菅首相が出席して党役員会を開き、小沢一郎元代表の国会招致問題を協議する。執行部は小沢氏の衆院政治倫理審査会への招致議決方針を確認する構えだ。
岡田氏は役員会に先立ち、輿石東参院議員会長と国会内で会談。参院幹部は「多数決での決着となれば、役員会は壊れる」と懸念を示した。小沢氏に近い中堅・若手議員で作る「一新会」メンバー約10人が国会内で対応を協議した。
◇仙谷官房長官は改めて離党促す仙谷氏は記者会見で、強制起訴後の離党に言及した26日の発言について「政治家の常識としてはそんなもんだろうとの趣旨だ」と述べ、改めて小沢氏の自発的離党を促した。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101227k0000e010060000c.html
*1:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100413/1271162081 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100419/1271645099 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100427/1272346208 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100510/1273457615 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100606/1275759613 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100620/1277038368 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100920/1284982810 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20101225/1293248809