大麒麟

『産経』の記事;


大関大麒麟が死去、うっちゃりで鳴らす
2010.8.6 21:05


 大相撲の元大関大麒麟で元押尾川親方の堤隆能(つつみ・たかよし)氏が4日、死去した。日本相撲協会関係者によると、膵臓がんのため東京都内で亡くなった。68歳。佐賀市出身。葬儀・告別式は近親者による密葬で済ませるという。

 昭和33年夏場所二所ノ関部屋から初土俵。柔らかい体を生かし、つり、うっちゃりを得意とした。三賞受賞は9回。大関昇進は45年秋場所後で25場所在位した。優勝経験はなく、49年九州場所で現役を引退した。

 50年に押尾川部屋を創設し、関脇益荒雄(現阿武松親方)らを育てた。平成16年には相撲協会理事に就任し、審判部長を約2年間務めた。定年退職1年前の18年6月に64歳で同協会を退職。大の読書家で頭脳明晰、角界屈指の知性派としても知られた。
http://sankei.jp.msn.com/sports/martialarts/100806/mrt1008062112014-n1.htm

大麒麟というと、ほかの角力関係者とは別格の感慨がある。小学生の頃は角力といえば大麒麟というか、大麒麟のファンだったのだ。「うっちゃり」というよりは得意技は吊り出しで、相手を腹の上に乗っけて、〈駅弁〉スタイルのようにそのまま土俵の外に出してしまうという感じだった。「優勝経験はな」いというか、11までは行くのだけれど、なかなか12勝できないという感じではあった。