Lloyd Bradley “Welcome Back! Osibisa!” Mojo May 2010, p.32
1969年に倫敦でガーナ人のTeddy Oseiを中心に結成されたバンド、Osibisa*1について。
1970年代、Osibisaはまだ「ワールド・ミュージック」という言葉がなかった時代において「ワールド・ミュージック」の先駆として一世を風靡したが、現在ではTeddy Oseiの故国ガーナを拠点に活動している。彼らは新しいアルバムOsee Yeeをリリースし、ワールド・ツアーを開始するなど、国際的な舞台に復帰し始めているという。
Osibisaはユーライア・ヒープの『対自核(Look At Yourself)』*2にゲスト出演していたな*3ということを思い出すくらいの聴取経験しか持っていない。1971年にトニ・ヴィスコンティのプロデュースによってリリースされたOsibisaのデビュー・アルバムのジャケットはロジャー・ディーンによるもの。そこにおける空飛ぶ象を中心に据えた彼のイラストレーションは、その後にイエスのジャケットにおいて全面的に開花することになる妙に透明性のある架空の風景画*4。
- アーティスト: ユーライア・ヒープ
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1999/08/25
- メディア: CD
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*2:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20050801 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20061020/1161313795 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20081015/1224016759
*3:これは多分所属レコード会社が同じだったという縁。
*4:英語ではland-scapeと表記されているので、「地−景」と訳すべきか。の端緒となるもの((直接レコードを見たことはなく、ロジャー・ディーンの画集で知ったのだが。