浅倉久志

『読売』の記事;


浅倉久志氏=翻訳家

 浅倉久志氏(あさくら・ひさし、本名・大谷善次=おおたに・ぜんじ=翻訳家)14日、心不全で死去。79歳。告別式は親族で行う。喪主は妻、大谷宣子(のぶこ)さん。

 カート・ヴォネガットタイタンの妖女」、フィリップ・K・ディックアンドロイドは電気羊の夢を見るか?」などSF作品の翻訳で知られた。
(2010年2月16日14時59分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/obit/news/20100216-OYT1T00788.htm

少なからぬSFファンがお世話になってきたのではないか。上で、『タイタンの妖女』と『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』が挙げられているが、やはりヴォネガット*1とディックの翻訳者というイメージが強い。浅倉訳で読んだヴォネガットは、あと『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』。ディックだと、『ユービック』に『高い城の男』。ウィリアム・ギブスンの『あいどる』も浅倉訳だった。
ユービック (ハヤカワ文庫 SF 314)

ユービック (ハヤカワ文庫 SF 314)

高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)

高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)

あいどる (角川文庫)

あいどる (角川文庫)