棒と柱とか

承前*1

「デンシンボウ(電信棒)」について、「「電信棒」は私も初耳です。奈良や大阪では聞いたことないです」というコメントをいただく*2。ということは、「岐阜大の山田敏弘准教授(日本語学)によると、「電信棒」は東海・関西地方などで使われている方言だという」けれども、この言葉は〈東海道〉限定ということ? では、滋賀、京都はどうなのだ?
電信棒」が関東でいうところの電信柱だとすると、棒と柱の差異はどうなるのか。私にとっては、


棒は細い、柱は太い
棒は手で持ち運べるが、柱は手で持ち運べない
棒は杖や竿として使えるが、柱は使えない


といった差異がある。岐阜ではこの差異はどうなる?
ところで、ポルノ小説では、男性性器が「欲棒」と表現されることが屡々あるが、もし〈欲柱〉だったら?
それから、電信柱と「電柱」は違うだろう。前者は電話線で、後者は電線。前者は電電公社が所有し、後者は電力会社(関東なら東京電力)が所有。電信柱と電信ケーブル、かつて熊本の神風連が〈切支丹伴天連の妖術〉としてぶった斬ったのだった。


http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20091208/1260270282http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20091211/1260463177に関連して。
佳人之奇遇』のテキストがPDF化されて、「うわづら文庫」*3で公開されているようです*4。『佳人之奇遇』が完結した後の出来事ですが、日露戦争を巡って、


日本、ロシア主戦派の同盟案黙殺 日露戦争直前、新史料発見

 日露戦争開戦1カ月前、ロシア側の主戦派の一人と考えられていた政治家が戦争を回避しようと日露同盟案を準備しているとの情報を得ながら、日本政府が黙殺していたことを示す新史料を、和田春樹東大名誉教授が7日までに発見した。日露戦争についてはこれまで、作家司馬遼太郎氏が小説「坂の上の雲」で論じた「追いつめられた日本の防衛戦」とする見方も根強く、日露戦争前史を見直す貴重な発見と言えそうだ。

 和田名誉教授はロシア国立歴史文書館(サンクトペテルブルク)で、皇帝から信頼された大臣待遇の主戦派政治家ベゾブラーゾフの署名がある1904年1月10日付の同盟案全文を発見。同盟案は「ロシアが遼東半島を越えて、朝鮮半島、中国深部に拡大することはまったく不必要であるばかりか、ロシアを弱化させるだけだろう」と分析、「ロシアと日本はそれぞれ満州と朝鮮に国策開発会社をつくり、ロシアは満州、日本は朝鮮の天然資源を開発する」ことなどを提案していた。

 ベゾブラーゾフが日露同盟案を準備していることを駐露公使が日本の外務省に最初に打電したのは同月1日。12日には詳細に報告していた。外務省が駐韓公使館に参考情報として転電した電文を、和田名誉教授は韓国国史編さん委員会刊行の「駐韓日本公使館記録」の中から見つけた。

 当時の小村寿太郎外相は日露同盟案の情報を得ながら、同月8日、桂太郎首相や陸海軍両大臣らと協議して開戦の方針を固めた。12日の御前会議を経て、同年2月、ロシアに宣戦布告した。
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009120701000184.html

という報道あり。
また、話は変わって、(何故か池袋の店の記憶が強い)「ウェンディーズ*5が今年いっぱいで日本から撤退;

ウェンディーズ」全店、年内で閉店
ハンバーガーチェーン「ウェンディーズ」の全71店舗が12月31日に閉店する。
2009年12月11日 15時40分 更新


 日本ウェンディーズは12月11日、ハンバーガーチェーン「ウェンディーズ」の全71店舗を31日に閉店すると発表した。

 「約30年間、みなさまの温かいご支援のもと『パティのおいしいウェンディーズ』として営業を続けさせていただいたことを、心から感謝申し上げます」とし、「ぜひ一度今月中にウェンディーズへお越しください」と呼び掛けている。

 ウェンディーズは、ダイエー創業者の中内功氏(故人)が米国でWendy'sを知ったのを機に、ダイエーグループが1980年5月、東京・銀座で1号店をオープン。2002年12月からゼンショー傘下に入った。

 ゼンショーは10日、事業の選択と集中のためウェンディーズ運営から撤退すると発表していた。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0912/11/news057.html

ゼンショー」というと「すき家」で、すき家が好きやとか宣言していたブロガー集団がいたけれど、その反応や如何に?