承前*1
鄹娟、崔世吉「大蒜之後是乾辣椒 甲流日益成為食品漲価借口」『東方早報』2009年12月9日
最近、上海では大蒜、唐辛子、八角の価格が上昇している。大蒜の値上がりは落ちついたものの、数か月前は1斤10元だった唐辛子が13元、1斤7元だった八角が15元になっている。この背後には、これらのものが「甲流」、つまりH1N1インフルエンザに効くと業者側が煽っていることがあるという。
八角について調べてみると、以下のような『日刊ゲンダイ』の記事あり;
インフルエンザに効くとされている食べ物は国によって違うようで、モンゴルでは馬肉、印度ではやっぱりカレーが効くといわれているらしい。
【話題の焦点】
2009年5月12日 掲載
“八角”新型インフル予防に効くって本当?タミフル需要で主原料が価格高騰
中国の陳竺衛生大臣の発言が注目されている。「豚肉の調理に八角を用いれば、新型インフルエンザの予防に役立つ」と語ったというのだ。
新型インフルの感染拡大で、WHO(世界保健機関)は、世界72カ国に向けて、240万人分のタミフルを無償供与することを決めた。タミフル製造元のロシュ社(スイス)は、WHOに約500万人分のタミフルを提供。さらに、世界各国から約2億人分の発注があったという。そのため、タミフルの主原料となる「八角」が品薄状態になり、価格が高騰。陳大臣の発言も騒動に拍車をかけ、卸売価格は約30%も上昇した。
八角は、中華やインド料理に使われる香辛料の一種。中国原産の常緑高木である「トウシキミ」の果実を乾燥させたものだ。日本でも、スーパーの香辛料や中華食材のコーナーで手に入るが、本当に効果があるのか?
「タミフルは、八角から抽出されるシキミ酸が主原料ですが、10回程度の化学反応を経て作られます。シキミ酸とタミフルの化学式はまったくの別物で、八角そのものには、予防効果は期待できないと聞いています」(タミフルの日本での製造輸入販売元・中外製薬)
東邦大学医療センター大森病院東洋医学科の三浦於菟教授もこう言う。
「八角は、漢方薬としても用いられていますが、知られる効能は、血の巡りや消化を良くすること。八角を飲用しても、新型インフルエンザには効きません。生薬配合の風邪薬にも漢方薬は使われていますが、桂皮や葛根が一般的で、八角はあまり用いられませんね」
迷信の類か――。
http://gendai.net/?m=view&g=wadai&c=050&no=19577
*1:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090511/1242037912 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090512/1242103237 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090519/1242706111 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090520/1242776117 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090521/1242870511 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090525/1243251144 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090526/1243304722 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090610/1244594910 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090816/1250349701 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20091013/1255431770 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20091130/1259552962