加薬ではなく

『読売』の記事;


新隊員に爆薬食べさせる、陸自が教官ら処分

 茨城県城里町自衛隊七会訓練場で昨年8月、訓練中の新隊員24人が与えられた爆薬をなめ、22人が急性薬物中毒で入院した問題で、陸上自衛隊古河駐屯地は4日、2等陸尉で新隊員教育隊の男性教官(26)を減給1か月5分の1とするなど計4人が懲戒処分を受けたと発表した。


 他の処分内容は、いずれも教育隊の助教で、3等陸曹男性(26)が減給1か月30分の1、2等陸曹男性(35)が減給2か月15分の1。男性教官の上司である1等陸尉男性(31)が、指導監督不十分として戒告だった。

 発表によると、3等陸曹男性は訓練中、男性教官に対し、爆薬を食べたことがあるなどと話し、2等陸曹男性は、新隊員1人に少量の爆薬を食べさせ、それを見ていた男性教官に爆薬が無害であると誤った認識を与えた。
(2009年12月5日06時30分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091205-OYT1T00016.htm

かやくご飯というのもあるし、インスタント・ラーメンにも胡椒とかが「かやく」として入っている。子どもの頃、「かやく」って何だろうと思っていた。また、「かやく」という平仮名から、どうしても脳内で「火薬」に漢字変換してしまうよね。もしかして、この自衛官たちも子どもの頃に「かやく」という平仮名に取り憑かれたことがあるのでは? でも、こちらの方は「火薬」ではなく「加薬」;

かやくご飯の語源・由来

かやくご飯の「かやく」は、「火薬」ではなく「加薬」と書き、本来は漢方薬の効果を高めるために補助的な薬を加えることや、その薬をいう漢方の用語である。
その補助的な意味から、主材料を引き立たせる副材料の意味で、五目飯やうどんに入れる具を「かやく」と言うようになり、五目飯は「かやくご飯」と言われるようになった。
食物に添え、料理の味を引き立たせる香辛料の意味でも、「かやく」は用いられていたが、現在は「薬味」が多く用いられる。
また、「薬味」も「加薬」と同じく、漢方の用語である。
http://gogen-allguide.com/ka/kayaku.html